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高度な知のプロフェッショナルの育成をめざす「卓越大学院」の形成 (2016年04月26日)

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文部科学省は、新たな知の創造と活用を主導する高度な「知のプロフェッショナル」の育成のため、「卓越大学院(仮称)」を形成することが必要であると提言しました。

この提言を受けて設置された有識者会議では、27年大学院審議まとめを踏まえつつ、あらためて「卓越大学院(仮称)」の背景・目的、領域の設定の考え方、期待される取組などについて審議を行いました。

日本が豊かさを維持し成長していくためには、グローバル化とともに加速して進む世界の産業構造をしっかりと捉え、将来の新たな基幹産業を我が国が主導して創出することが求められています。新たな基幹産業の創出には、その源となる知や技術を生み出すとともに、それらを社会的価値につなげていく人の力が不可欠です。

これまでの政策によって蓄積された人材や研究の強みをまだ生かせる今こそ、未来の社会を支えるフロンティアを形成し、大学院の国際的な競争力を強化することが急務であり、そのための博士人材育成の場として「卓越大学院(仮称)」の形成が求められます。そして、国内外から優秀な若い頭脳を集め、世界最高水準の教育力・研究力を備え、複数の大学、大学共同利用機関、民間企業、国立研究開発法人、海外のトップ大学等との連携を組織的に進めることが求められます。また、その他の博士人材育成の手段として、国内外の優れた人材が交流し、共同研究のハブとなることも期待されます。

国は、設置主体を問わず競争的な環境の下で、「卓越大学院(仮称)」の形成に重点的な支援を行うことが必要です。

文部科学省は、学内調整・連携先機関との密な協議に要する時間を勘案し、平成30年度から事業支援を本格実施する方向で公募・審査・評価の仕組み等、支援の枠組みを検討します。目的達成の過程に高いハードルが予想されること、支援終了後の継続性を見極める必要性があることなどから、文科省は、支援先を決定するための審査については、慎重かつ時間をかけ、丁寧に行うことが重要ととらえています。

ソーシャル・イノベーションを生み出し新しい社会を創造できる人材の育成が期待されている中、国際競争力ある大学院づくりが進むといいですね。


「卓越大学院(仮称)」構想に関する基本的な考え方について | 文部科学省



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投稿者 kksblog : 2016年04月26日 18:56


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