●キミは何がスキなの?を当てるコミュニケーションゲーム「かたろーぐ」 (2016年04月15日)
「ゲーム」と一言で言うと、現代ではテレビゲームや携帯ゲーム、スマホなどでやるオンラインゲームをまず思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、おもちゃ売場に行ってみたら、ボードゲーム、卓上ゲーム、トランプやウノなどのカードゲームなどなど、「遊ぶためのツール」は実に多種多様です。
「かたろーぐ」というゲームは、身近にあるカタログやチラシ、図鑑、パンフレット、地図など「いろんな物・場所・事柄」が載っているものを使って遊ぶ、「コミュニケーションゲーム」です。「平日の夜、食後に家族で遊べるゲーム」というコンセプトのとおり、1回5分くらいで終わり、ゲームは苦手、嫌い、という人にも楽しめるものになっています。
ゲームの内容を短くまとめて言うと、「相手の好きなものランキングを当てるゲーム」です。「かたろーぐ」のセットに入っているのは大理石のマーカー7つ、それに対応したカード、ハートの形をした得点トークンです。あとマニュアルと、サンプルカタログも入っています。すべてまとめて小さなポーチで持ち歩けるボリュームなので、友だちの家やカフェ、学校に持って行って遊ぶこともできます。
例えば、おいしそうなケーキの写真がいろいろ載っているチラシで遊んでみましょう。親番の人は、マーカーをケーキの写真の上に乗せていきます。そして自分の好きなランキングを決めて、7枚のカードを裏向きにその順番に並べます。ヒントとして真ん中、4位のカードを表にして、他の人は見えていないランキングを当てていくのです。親しい間柄でも、全ての順位を当てるとなれば、そうすんなりはいかないでしょう。ヒントを求めたり、意外な好みが分かったりと、ゲームをしながら会話がはずみます。
既にさまざまな反響がある中で、発達障害の子どものトレーニングになる、というものがありました。遊び終わって感想を聞くと「相手の気持ちを想像するのが楽しかった」という答えが返ってきたとのこと。イマジネーション、コミュニケーションは発達障害児が苦手とすることで、この両方を楽しくトレーニングできたのです。
入園、進級、進学、入社など、春は新しい環境、新しいメンバーに囲まれて過ごす季節です。相手のことを知る、自分のことを知ってもらうのに最適なツールではないでしょうか。入学式や始業式の翌日、学活の時間を「かたろーぐ」の時間にしてみてはどうでしょう。クラスの空気があっという間にやわらかくなりそうですね。
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投稿者 kksblog : 2016年04月15日 09:13