●まんがから親しむ新渡戸稲造の名著『武士道』 (2016年04月04日)
本格的な歴史学や経済学など、敷居が高く感じられて関心はあっても手を出しにくかったのが専門書ですが、読みやすく意訳したストーリーまんがに置き換えた刊行物が昨今の話題となっています。三笠書房<まんがで人生が変わる!>シリーズもそうした流れにある一つの試み。3月には『武士道』(著者:新渡戸稲造、定価1,000円+税)、『自助論』(著者:サミュエル・スマイルズ、同)が刊行されました。どちらも単なる古典ではなく、変化の大きい今日を生きる指針として、注目されている名著の現代的解釈であるところが興味深いところです。まんがを切っ掛けにして、次は原典にも挑戦したくなるかも。
『武士道』は100年以上読み継がれてきた名著。あのエジソンも、ルーズベルト大統領も『武士道』の中に“生き方”の答えを見つけたと言われます。国内だけでなく、海外でもこれほどまでに読み続けられるのはなぜか。武士は、何を学び、どう己を磨いたか。外国人女子大生ら3人が読みながら議論を進め、日本人や精神のあり方に対する理解が深まっていくというストーリー。
【目次】
プロローグ 武士道へのいざない―「日本の魂」とは何か?
第1章 武士道はいかにして生まれたのか?―サムライが積み上げてきた「ノブレス・オブリージュ」
第2章 武士にとって一番大切な「義」「勇」とは?―サムライの強さとやさしさを育んだ基本原理
第3章 日本人はなぜ、そんなに礼儀正しいのデスカ?―上に立つ者の「仁」、他者を思いやる「礼」、心の真実「誠」
第4章 人として、いかに生き、いかに死ぬか?―忍耐強さの源「名誉」、絶対的従順を生む「忠義」
第5章 サムライが命を賭けた「切腹」の意味―野蛮に見えた「ハラキリ」は、かくも尊い行為だった!
第6章 新しい時代の武士道―日本を発展させたのは、武士道の精神だった!
エピローグ 今を生きる、あなたの使命―武士道は、永遠不滅の教訓である
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投稿者 kksblog : 2016年04月04日 14:35