●DO-IT Japan 障害のある児童生徒から、社会のリーダーとなる人材育成 (2016年04月21日)
DO-IT Japanプログラムとは、障害や病気のある小中高校生・大学生の高等教育への進学とその後の就労への移行支援を通じ、将来の社会のリーダーとなる人材を育成するための活動です。東京大学 先端科学技術研究センターの研究、活動の一つです。
DO-IT Japanは夏季に行うスカラープログラムの参加者を募集しています。対象は障害のある中学生、高校生・高卒者、大学生・大学院生で、本人にDO-IT Japan参加の希望があり、将来の社会のリーダーとなる素質を持っていると期待される人です。障害種別は問いません。
夏季プログラムの日程は、2016年8月7日から8月11日、会場は東京大学先端科学技術研究センターを中心として行われます。応募期間は2016年4月18日から5月6日金曜日、ウェブサイトから応募書類をダウンロードし、書類を作成してDO-IT Japan事務局へ郵送します。書類選考、6月頃に行われる面接審査を経て、プログラムへ参加する「スカラー」が選ばれます。
東大先端研では、テクノロジーの活用についての様々なセミナーやワークショップに参加したり、企業を訪問して最新のテクノロジーや就労現場の様子について学んだり、実際に大学で行われているものと同様の講義に出席したりと、多彩な活動に参加します。先輩スカラーの生活や学びの工夫について学ぶセッションもあります。中学生や高校生のスカラーは、自分にとって必要なテクノロジーを学び、大学に入った後に何が起こるのかを疑似体験し、自立の第一歩となる機会を得ます。
夏季プログラム以降も年間を通じて、様々な障害のある仲間や先輩、障害支援の専門家とのオンライン・オフラインでの交流を通じたメンタリングに参加することができます。メーリングリストでの情報交換や月に一度のオンライン・ミーティング、季節に一度のオフラインミーティングなど、交流や相談の機会が設けられています。
一回のイベントでは終わらないプログラムは、障害の有無に関係なく一人ひとりの能力を伸ばしてくれそうです。DO-IT Japanの活動が、障害者は保護されるだけの社会から、共に活躍する社会へと変わっていく原動力になるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2016年04月21日 16:11