●公立小中学校における『教育課程の編成・実施状況調査』~文部科学省 (2016年03月24日)
文部科学省が、平成27年度『教育課程の編成・実施状況調査』を実施し、結果を取りまとめました。
調査対象は、全ての公立小学校、中学校、中等教育学校前期課程の平成27年度計画について。都道府県・指定都市教育委員会を通して調査を実施しています。
公立小・中学校の授業時数について、学校教育法施行規則に定める標準授業時数との関係を見ると、標準授業時数と同数の授業時数を設定している学校が小・中学校共に約3割、標準授業時数を超えて授業時数を設定している学校が小・中学校共に約7割でした。
標準授業時数を年間70単位時間を超えて上回っている学校は、例えば、小学校第5学年では32.5%(25.0%)、中学校第1学年では19.3%(21.7%)となっています。全体の平均値で見ると、多くの学年で標準授業時数を年間40~50単位時間程度上回る状況ですが、中学校第3学年については、標準授業時数を上回る時数が約15単位時間と他学年に比べ少なくなっていました。
教科担任制による指導を実施する予定の公立小学校の割合は、ほとんどの教科及び学年において、平成25年度よりも増加。第5学年及び第6学年では、教科等の担任制による指導を実施する予定であると回答した学校が、音楽で約6割、理科で約5割、家庭で約4割となっています。外国語活動については、前年より5ポイント以上増加しました。
土曜授業を実施しているとした学校の割合は小学校で24.6%、中学校で25.0%でした。年間の実施回数については、小中学校共に5割程度の学校が「月1回程度」と回答しました。
アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善に向けた取組の実施状況は、「実施している」が小学校で48.9%、中学校で45.7%でした。「実施に向けた準備段階」「実施に向けた検討段階」は合わせると小中学校ともに約4割です。
カリキュラム・マネジメントの確立に向けた取組の実施状況は、「実施している」が小学校で37.5%、中学校で32.2%でした。「実施に向けた準備段階」「実施に向けた検討段階」は合わせると小中学校ともに約5割です。
調査結果は小・中学校教育に関する政策の企画、立案等に活用されます。
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投稿者 kksblog : 2016年03月24日 18:43