●運動部活動指導の工夫・改善支援事業実践事例報告書を公表 文部科学省 (2016年03月23日)
文部科学省では、平成26年度の「運動部活動指導の工夫・改善支援事業」の成果をとりまとめた「平成26年度運動部活動指導の工夫・改善支援事業実践事例報告書」として公表しました。これは委託先の各教育委員会から提出された実践研究結果によるもので、今後の運動部活動指導が、より適切かつ効果的に行われることを目的としたものです。
数多くの実践事例がありますが、同じテーマの研究事例はまとめられており、中学校、高等学校の区別無く並べられています。また、最後には参考離礁として「運動部活動での指導のガイドライン」が掲載されています。
取り上げられている実践事例の、テーマは下記のように分類されています。
【スポーツ医・科学等を活用した高度な運動部活動指導体制の構築】
・外部指導者を活用しつつ、学校組織全体での運動部活動の適切な指導体制の在り方の検討実践例
・専門家の効果的な活用の在り方の検討実践例
・地域の指導者との効果的な連携
・新たな時代に即した運動部活動の在り方
【女子生徒の参加しやすい運動部活動づくり等の多様な運動部活動づくりに向けた指導内容・方法の工夫改善】
・運動習慣の少ない生徒の参加しやすい運動部活動の在り方
・ 女子生徒の参加しやすい運動部活動の在り方
・ 様々なニーズを持つ生徒が活動しやすい運動部活動の在り方
・生徒が自ら考えて取り組めるような運動部活動の在り方
・一人一人の生徒の成長につながる運動部活動の在り方
・ その他運動部活動の指導内容・方法の工夫改善
地域の人材を指導者として活用することには、生徒が新鮮さや緊張感を感じられる、練習内容や準備・後片付けなどについてお互い話し合うことで共通認識が深まった、地域の清掃などの活動にも目を向け、参加するようになり交流が深まった、などの効果が現れているようです。
部活動の指導について教員の負担が重い、運動部の活動が今ひとつ熱心でない、活動している生徒数が少ないなど、部活動を改善したいという思いは全国の中学校、高等学校に共通ではないでしょうか。事例集を参考に、自分たちの学校で、地域でできる取り組みを探ってみてはどうでしょう。
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投稿者 kksblog : 2016年03月23日 00:23