●「学校施設の非構造部材の耐震対策先導的開発事業」の公募について (2016年03月22日)
文部科学省が、「学校施設の非構造部材の耐震対策先導的開発事業」の公募を開始しました。
文部科学省が公募を開始したこの事業の趣旨は、以下のとおりです。
学校施設は、児童生徒の活動の場であるとともに、非常災害時に地域の防災拠点にもなるので、その安全性の確保は極めて重要です。
平成23年3月に発生した東日本大震災では、屋内運動場の天井材が全面的に崩落するなどの非構造部材に大きな被害が生じました。そのことから、文部科学省では天井等落下防止対策のための「手引」、「事例集」、非構造部材の点検のための「ガイドブック」を作成し、天井をはじめとした非構造部材の耐震対策を推進してきました。
これによって、屋内運動場などの天井等の落下防止対策については大幅に進捗していますが、天井以外の非構造部材については種類や工法が多様で、耐震対策に関する知見も多くありません。そのため、取り組みにも遅れが見られます。
こうした状況を踏まえて、「学校施設の非構造部材の耐震対策先導的開発事業」として、建築士等の専門家を含めた実施体制のもと、学校施設の非構造部材の詳細な点検を行い、それとともに、地域特性や施設の特性等を踏まえた対策手法の検討や点検・対策を進める場合の技術的な留意点等の整理を行い、その成果を全国に発信することでの非構造部材の耐震対策の加速化を図ります。
事業の内容としては、「学校施設の非構造部材の耐震対策に関する検討等の実施」が必須の内容で、学校施設の非構造部材について、建築士等の専門家を含めた実施体制のもとで実施し、その成果を取りまとめることとなっています。
また、必須内容に加えて、任意で研修会、連絡会の開催や、その他必要な取組について、実施することができます。
企画提案書の提出期限は、平成28年4月28日(木)正午12時必着となっています。
安心できる場所としての学校施設は、本当に安全であってほしいですね。
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投稿者 kksblog : 2016年03月22日 03:25