●中高生のスマホ依存を改善するホームアプリ『勉強うながしホーム』 (2016年03月16日)
株式会社KDDI研究所が、中高生のスマートフォン(以下「スマホ」)の長時間利用問題を改善させ、子どもたちの勉強を支援することを目的としたホームアプリ『勉強うながしホーム』を開発しました。
中高生が自律的に適切なスマホの利用を実現させるために、“うながし”という心理的なアプローチを用いたアプリとなっています。
アメリカの経済学者Thalerと法律学者Sunsteinが提唱する“Nudge”の設計思想をもとに、スマホ利用を物理的に制限することなく、情緒的・客観的に行動変容をうながすコンテンツを表示することで、利用者自らがスマホを適切に利用できるように支援します。
それぞれのモードで、利用したいアプリを登録することができるほか、利用時間により変化する背景画像やウィジェット、100以上のポップアップメッセージ、スマホ利用時間表示などのうながしコンテンツを表示します。「通常モード」では、適切なスマホ利用への気づきを与え、過度な利用を自ら控えるようにうながし、「勉強モード」では、勉強に役立つアプリのみを登録しておくことで、スマホが手元にあっても勉強に集中することができます。
内閣府の調査によると、高校生のスマホの平均利用時間は1日2.58時間、10人に1人は5時間以上の利用といった結果が報告されています。程度を超えた利用は、青少年の学力低下や体調不良、トラブル経験の増加といった事態に陥る可能性があり、その改善が求められています。
“うながし”は、ひび割れする背景や保護者キャラの登場など、中高生の心に響きそうな表示。安心・安全と感じられるスマホ環境にしていきたいですね。
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投稿者 kksblog : 2016年03月16日 18:27