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子どもたちの発育及び健康の状態を調査『学校保健統計調査』~文科省 (2016年02月02日)

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文部科学省が、平成27年度『学校保健統計調査』の結果速報を公表しました。

調査は、学校における幼児、児童及び生徒の発育及び健康の状態を明らかにすることを目的として、昭和23年度より毎年実施しています。調査対象は、国立、公立、私立の幼稚園、小学校、中学校、中等教育学校、高等学校の満5歳から17歳までの児童等の一部です。

調査結果から、発育状態をみると、身長の平均値の推移は、平成6年から13年度あたりをピークに、その後横ばい傾向、体重の平均値の推移は、平成10年から18年度あたりをピークに、その後減少傾向がうかがえました。肥満傾向児の出現率の推移は、年齢層によりばらつきはありますが、平成18年度以降概ね減少傾向です。

男子の身長は、5歳、7歳、8歳及び11歳から13歳で前年度よりわずかに高く、9歳で前年度の同年齢よりわずかに低くなっています。体重は、15歳で前年度の同年齢よりわずかに増加、7歳、8歳、11歳、12歳、16歳及び17歳の各歳で前年度の同年齢より減少していあす。

女子の身長は、13歳から15歳で前年度よりわずかに高く、5歳、8歳及び11歳の各歳で前年度の同年齢よりわずかに低くなっています。体重は、3歳及び15歳から17歳で前年度の同年齢より増加、9歳から11歳及び14歳で前年度の同年齢より減少しています。

親の世代と比較すると、最も身長差がある年齢は、男子では12歳で2.6㎝、女子では10歳で1.3㎝ それぞれ高くなっています。体重差は、男子では12歳で2.1㎏、女子では11歳で1.0㎏、それぞれ重くなっています。

健康状態をみると、むし歯に関しては、ピーク時(昭和40~50年代)より減少傾向が続いていて、高等学校で過去最低でした。一方裸眼視力が1.0 未満の者は増加傾向にあり、小学校で過去最高でした。

身長、体重のいずれも、現代に近い世代ほど早期に増加。ぜん息は小学生以下で増加、小学校以上で裸眼視力の低下等がみられます。時代の変化とともに発育及び健康状態にも変化がみられることがよくわかります。


学校保健統計調査-平成27年度(速報)の結果の概要 | 文部科学省

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投稿者 kksblog : 2016年02月02日 21:04


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