●インクルーシブ教育システム構築に向けて「ともに学ぶプロジェクト」 (2016年01月20日)
香川大学と富士通株式会社は、特別支援教育におけるICT利活用の共同研究『ともに学ぶプロジェクト』を実施しています。
香川県教育委員会の協力を得て、香川県内の一部の特別支援学校4校(以下、協力校)において、文部科学省が推進する、障害の有無にかかわらず、ともに学べる仕組みであるインクルーシブ教育システムの構築に向けて、3月31日まで行います。
インクルーシブ教育システムにおいては、障害のある子どもが充分に教育を受けられるための合理的配慮、および、その基礎となる環境整備が重要であり、それらを効果的に実現する手段の一つとして、ICTの活用が望まれています。また、特別支援学校には、地域における特別支援教育に関する相談・情報提供、障害のある児童生徒などへの指導支援機能、支援にあたってのICT活用の専門性などといったセンター的な役割が求められています。
そこで、香川大学と富士通は、協力校の教員、児童生徒の保護者と共に2015年1月より検討してきたICTを児童生徒の感情表現やコミュニケーションに活用する授業案・支援案に基づき、富士通がこれまで教育分野ビジネスで培ったノウハウと実績を活かしてICT環境を提供し、協力校4校の特別な支援が必要な児童生徒の教科学習や生活単元学習、自立活動などで活用します。香川大学は、このICT利活用にあたっての教員へのアドバイス、ならびに効果検証を行います。これにより、インクルーシブ教育システム構築の基礎となる環境整備にあたって有効なICT利活用モデルを開発することを狙いとしています。
ICTを児童生徒の感情表現やコミュニケーションに活用することで、障害のある子どもたちと障害のない子どもたちがともに学ぶ環境が整い、学習や学校・家庭における生活の質がともに向上するといいですね。
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投稿者 kksblog : 2016年01月20日 18:43