●学校における「アクティブラーニング」の導入実態を調査 (2015年12月15日)
株式会社デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所が、株式会社Z会ラーニング・テクノロジと共同で、アクティブラーニングを導入している小・中・高校教員100名を対象に、アクティブラーニングの実施状況についてアンケート調査を実施しました。
調査結果から、小・中・高校で実施されているアクティブラーニングの手法は 「グループワーク」79%、「問題解決学習」59%、「ディスカッション」56%の順に多く、 学年・科目を超えて多方面的に活用されている状況が明らかとなりました。とくに、小・中学校の9割近くが「全学年」でアクティブラーニングを取り入れていて、学校を挙げて取り組んでいる導入校が多い様子が読み取れました。
アクティブラーニング取り入れている目的は、小・中学校は「学ぶ力の向上」、高校は「能動的授業参加」。成果としては、「主体性が身に付いた」「理解度が高まった」など6割の教員が「成果があった」と回答。「成果があった」と回答した教員は、“環境整備・設備導入率”および“指導力向上の取り組み実施率”が高い傾向が見られ、これらがアクティブラーニングを効果的に実施するうえで重要な意味をもつ可能性も考えられます。
地域によってアクティブラーニングの導入手法や成果にバラつきが見られました。北海道、中部、中国地方では、グループワークが圧倒的に多いのですが、関東地方では上位3つに大きな差はありません。四国地方ではグループワーク、問題解決学習、体験学習が同じ割合で、体験学習は他の地域に比べてかなり多い結果でした。なお、教員の7割が「指導力向上のため研修・勉強会に参加」、関西、中国、九州地方で高い傾向のようです。
アクティブラーニングは、環境整備と教員研修の実施がカギとなるようなので、学校を挙げて取り組んでいる導入校の成果が期待されますね。
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投稿者 kksblog : 2015年12月15日 20:07