●「くまのがっこう」ジャッキーと一緒に学ぶ 「こども環境白書2016」 (2015年12月01日)
環境省から、「こども環境白書2016」(平成27年版)が発行されました。「こども環境白書」は、「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」の内容を基に、小学校高学年以上の子どもたちを主な対象として、今、起きている環境問題を分かりやすく理解できる、環境教育用の冊子として作成されているものです。
「こども環境白書2016」の表紙は、人気の絵本「くまのがっこう」のキャラクター。ジャッキーが描かれており、可愛らしいと共に自然の美しさが感じられます。環境省のホームページでは、この2016をはじめ、2001(平成13年版)以降のこども環境白書が電子版で公開されており、PDFファイルをダウンロードすることができます。
2016の内容は、表紙に登場したくまのジャッキーと一緒に環境について学ぶ形式になっています。地球温暖化やゴミ問題といった、身近な問題を知る「ジャッキーと気づこう」、「気づこう」で取り上げられた問題について、もっと深く掘り下げていく「ジャッキーと調べよう・考えよう」、「その他の問題について取り上げた「もっと知ろう環境問題」といった構成になっています。
例えば地球温暖化については、まずジャッキーが北極にいるデイビッドからもらった手紙で「北極の氷が減って生き物たちが暮らしにくくなっている」ことを知り、悲しくなってしまう、というストーリーで、地球温暖化が問題であることを示します。そこから「調べよう・考えよう」の「地球温暖化って何だろう?」「何ができるかな 地球温暖化対策」へとつながっていくのです。
「もっと知ろう」では、化学物質は大気汚染、そして「東日本大震災がもたらした環境問題」には、原発事故から放射性物質による汚染について取り上げられています。全面的に分かりやすく、また面白く書かれており、子どもたちが興味をもって読むことができそうです。もっと環境について知りたい、環境問題のニュースが気になるようになった、などのきっかけになるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2015年12月01日 10:06