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体験型の展示が充実-貨幣博物館がリニューアルオープン (2015年11月26日)

正面修正.jpg

日本銀行金融研究所 貨幣博物館が11月21日(土)、リニューアルオープンしました。
貨幣博物館は、1985年にオープン以来、和同開珎から日本銀行券まで、実物のお金を見がら日本の歴史を学べる博物館として、お金やお金に関わる絵画や度具などを収集し、研究してきました。

近年、修学旅行や校外学習など学校団体の利用も増加している貨幣博物館。今回初めてのリニューアルにあたって、車いすや子供でも見やすい展示ケースや館内エレベーターの設置といったバリアフリー、体験展示の充実、最新の研究成果などの展示内容を一新などに力を入れています。

正面入口を入ると、開放感のある空間に、貴重な資料が並んでいます。古代からのお金の歴史を追いながら、時代によってのお金の使われ方を展示したコーナーも設けられ、
昔のモノの値段や暮らしの中のお金などがが分かりやすく紹介されています。豊臣秀吉がつくらせた「天正大判(天正大判)」は、2016年末まで期間限定で展示されています(3月以降はレプリカ展示)。

千両箱修正.jpg

「千両箱持ってみよう!」では実際の千両箱を再現したり、偽造防止技術を拡大して確認するコーナーなど、体験型展示は子供はもちろん大人も楽しめます。様々なスタンプはお金への関心を高めてくれます。「お金って何?」と興味を持ち始める小さな子供や、時代小説ファンの大人も嬉しいですね。



偽造防止技術の「すかし」や「隠し文字」は、江戸時代にすでに取り入れられており、「若狭小浜藩札」のすかしなどを実際に見ることができます。お金をつくる技術も、歴史とともに変化・進歩しており、その変遷も学べます。


リニューアルオープンにあたって、20日にはオープニングセレモニーが行われました。日本銀行の黒田東彦総裁は「貨幣の歴史は(中略)時代の流れを正しく見通すための重要な手がかりになります。物価の安定と金融システムの安定という日本銀行の責務は、こうした長い歴史の積み重ねの中で確立されてきたもの」と語り、貨幣博物館は「新たなスタート地点に立ったに過ぎず、ここから博物館自身も成長を続けていかなくてはなりません」としています。


お金を学びながら、技術や文化の歴史を学べる貨幣博物館。入館は無料です。リニューアルオープン記念として、年内の土曜日は開館時間を19時まで延長しています。

開館時間:9時30分~16時30分(入館は16時まで)
休館日:月曜日(ただし祝祭日は開館)、年末年始(12月29日~1月4日)
住所:東京都中央区日本橋本石町1-3-1(日本銀行分館内)

ホームページ http://www.imes.boj.or.jp/cm/

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投稿者 kksblog : 2015年11月26日 14:00


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