« タブレット・PC活用ツール「スクールタクト」実証校を募集 | トップページへ | 体験型の展示が充実-貨幣博物館がリニューアルオープン »

成長期における睡眠の重要性「深い睡眠」とは?寮への導入で進学率向上校も (2015年11月26日)

近年「睡眠」が注目を浴びており、睡眠環境として部屋、寝具、明かりなどの研究が進んでいます。マットレスパッドなどを販売する株式会社エアウィーブは、2012年に5歳から18歳の成長期の子供を対象に科学的な視点で検証し開発した「エアウィーブKIDS」など、子供から大人までの「睡眠」をサポートしています。今春、京都大学合格が日本一となった学校法人西大和学園(奈良県河合町)では、学生寮にエアウィーブを採用しています。また、フィギュアスケートの浅田真央選手、プロテニス選手の錦織圭選手、卓球の石川佳純選手、プロゴルファーの宮里美香選手などのスポーツ選手なども使っており、良質な睡眠のサポートになっているそうです。

エアウィーブ.JPG先日行われたエアウィーブによる「成長期における睡眠について」の勉強会には、西大和学園理事長の田野瀬太樹さんも参加し、同社と共に研究を続ける早稲田大学スポーツ科学学術院教授でスポーツ科学未来研究所所長の内田直さん、公益財団法人日本テニス協会理事(強化本部副本部長)も務め各方面で活躍する松岡修造さん、エアウィーブの高岡本州代表取締役会長と、成長期の睡眠について紹介しました。ジュニア選手と関わる松岡さんは「ジュニアには背が低い子が多いのですが、例えその子の親の身長があまり高くなくてもしっかりとした深い睡眠と栄養が整っていれば間違いなく伸びます」と話します。松岡さんの睡眠ルーティーンは1.同じ時間に寝ること2.楽しいことを思い浮かべることで潜在意識を良い方に向ける3.笑顔で寝ることの3つだそうです。

エアウィーブを学生寮に導入している西大和学園の田野瀬理事長は、「寮では100人くらいが生活しています。育ちざかりの中高生を預かる身としては、心や成長ホルモンへの影響など睡眠については真剣に考えなければならないと思い、全室に導入しました。これだけが理由ではなくチューター制やネット講座などの導入も含め、寮生の進学状況が躍進しました」と話しています。寮への導入と共に、同校ではエアウィーブ社の協力を得て、睡眠に関するセミナーも行っています。勉強部屋を設け寝室は寝る場所と定め、入浴は就寝直前ではなく入浴後リラックスする時間を設けることなどを考慮しているそうです。

早稲田大学の内田教授は、「睡眠は日中の活動に影響し、生活の質を上げ本来持っている力を発揮することにつながります。睡眠の“質”とは脳を休め、身体の疲労を回復されることです」と話しています。質の良い睡眠のためには、「寝返りのしやすさ」が重要となってくるそうですが、エアウィーブは高反発のため寝返り時の筋肉活動時間が短く、同社と大学等の研究機関とで行われている様々な研究から、深い睡眠がとれ覚醒回数が減少するという結果が出ています。現在、西大和学園の他、パリ・オペラ座バレエ学校、アメリカ・IMGアカデミーの学生寮などに採用されています。

写真は左から高岡氏、松岡氏、内田氏、田野瀬氏

« タブレット・PC活用ツール「スクールタクト」実証校を募集 | トップページへ 体験型の展示が充実-貨幣博物館がリニューアルオープン »

最新記事一覧

投稿者 kksblog : 2015年11月26日 13:41


コメント
ブログ内検索
昔の記事を読む
メルマガ・RSSで読む
毎週木曜日、1週間分のニュースをまとめてお送りします(無料)。 <サンプルはこちら>【購読はこちら】
ネタを提供する
教育に関するネタ大歓迎。お気軽にどうぞ!!

KKSブログ for mobile
mobileaccess.gif
最新15記事をご覧いただけます。


KKS Web News 教育家庭新聞(C) KKS ブログトップ