●「自分は成長した」と回答の高3生は約9割~高校生活と進路に関する調査 (2015年11月23日)
株式会社ベネッセホールディングスの社内シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」は、2015年3月に、全国の高校3年生を対象として、「高校生活と進路に関する調査」を実施。
高校生活を振り返って、「自分は成長した」と回答した高3生は約9割(「とてもあてはまる」+「まああてはまる」)。多くの高3生が成長を実感している一方で、成長を実感していない高3生は約1割となりました。
成長を強く実感した高3生には、以下の4つの特徴がみられました。1.高校生活での活動に積極的。「学校の授業」「友だち付き合い」などに「積極的だった群」(とても積極的」+「まあ積極的」)ではいずれも5割前後でした。2.「人の考え方や話でわくわくした経験や体験」をしている。そのような体験が「多い群」では6割いました。
3.「自分で何か目標を設定して達成」している。目標の設定・達成について「あてはまる群」(とてもあてはまる」+「まああてはまる」)では6割弱でした。 4.主体的に進路を選択している。自分の進路について「真剣に考えた」「自分から進んで情報を収集した」「自分の意思で進路を選択した」と回答する傾向が強い群(「進路選択主体性・高群」)では7割弱となりました。
将来に対する希望では、全体の7割が「社会のために貢献したい」(「とてもあてはまる」+「まああてはまる」、以下同様)と回答。一方で、実際に高校生活を振り返って、「社会問題について真剣に考えた」と回答したのは4割にとどまりました。「社会問題への関心」を持ち、行動している(「自分にできることをしている」、「自分にできることを考える」)高3生ほど、より主体的に進路選択を行っている傾向に。
「進路選択の主体性」と「どのような職業に就くか」を意識した時期の関連をみると、主体的に進路選択を行った高3生ほど、より早い時期から「どのような職業に就くか」を意識している傾向がみられました(「小学生のころ」+「中学生のころ」の割合:「進路選択主体性・高群」4割、「進路選択主体性・低群」2.5割)。
人生のうち、高校3年生は一度きり。だからこそ、生徒には悔いのないように毎日を精一杯生きていってほしいですね。
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投稿者 kksblog : 2015年11月23日 14:05