●リコーの文書管理システムが改正電子帳簿保存法に対応 (2015年10月16日)
株式会社リコーは、文書管理システム「Ridoc Smart Navigator V2」を2015年10月16日に機能強化し、新たにタイムスタンプ付与機能、一括検証ツールなどを搭載します。今回の機能強化は電子帳簿保存法の改正に対応したもので、国税関係書類を一定の要件化でスキャナーを用いて電子データ化する「スキャナ保存」に対応することで、法定保存文書の管理業務を効率化します。
「Ridoc Smart Navigator V2」はタイムスタンプ付与による保存運用に対応しました。これは、電子文書をはじめとする電子データに対して、第三者機関の認定局であるタイムスタンプ局が、その書類が作成された日時を記録し、その後当該文書が改ざんされていないという信憑性を証明するものです。
さらにこのタイムスタンプの有効性を一括で検証する機能を搭載しました。税務調査や社内監査時に、スキャナー保存されたデータに訂正や削除の事実が無かったかを円滑に確認するための昨日として、タイムスタンプの一括検証ツールを搭載しました。任意の期間や種類を指定して対象となる国税関係書類を抽出し、鯛生データに付与されたタイムスタンプを検証し、スキャナー保存以降に改ざんされていないか、タイムスタンプの有効期限が切れていないかなどを一括で検証することが可能です。
また、一般ユーザーは文書管理システムのゴミ箱データをクリアできない設定を追加しました。これにより、一定期間保存する必要のある書類が一般ユーザーによって削除されることを防ぎます。さらに付帯情報と共に、ハードディスクやDVDなど外部の記録媒体へ年度フォルダ単位でアーカイブ保存できる機能を用意しました。
こうした一連の機能は、電子帳簿保存法の電子データ化における規制緩和に対応したものです。このような書類の電子化の流れは今後ますます進んでいくと考えられ、それに伴い改ざんや流出といった管理の徹底が必要となってくるでしょう。指導要領の電子化保存にも活用できそうですね。
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投稿者 kksblog : 2015年10月16日 10:07