●第5回韓国e-ICON世界大会 優勝は韓国と日本の生徒による合同チーム (2015年10月02日)
アジア諸国のICTスキルに優れた学生が韓国に集まり、ICTを活用した教育コンテンツの開発を競う大会、e-ICONの第5回大会が2015年9月11日から9月17日にかけて、仁川(インチョン)で開催されました。この大会で、日本を代表して8名の高校生が参加し、日本の高校生2名と韓国の生徒2名の合同チームが優勝を果たし、2位、3位にはそれぞれ日本の高校生2名が参加したチームが入賞しました。
今回の大会では、韓国、中国、日本、フィリピン、マレーシアの5カ国から各国のICT活用に優れた生徒48名が招待を受け、日本からは第17会全国中学高校Webコンテストで上位入賞した8名の生徒が参加しました。
各チームには、韓国の生徒2名とアジア諸国の生徒2名の計4名が一つのチームを組み、渡航前にオンラインによるコミュニケーションで企画を練るのです。この企画を元に、現地に入ってからは教育用のWebサイトやアプリケーションを開発しました。大会最終日にプレゼンテーションを行い、審査を受けて受賞結果の発表となりました。
優勝したチームには、多摩川学園国際バカロレアIBクラスの豊川遼馬くん(高校1年)と東京都立小石川中等教育学校の佐藤圭一郎君(高校1年)が参加しており、彼らの大会参加レポートが、学校インターネット教育推進協会のホームページに掲載されている、第5回e-ICONのニュースから読むことができます。
優勝チームは、中学生向けに科学、物理、生物を含めた理科の学習用アプリを開発しました。スマホ用サイト制作やアプリ、ゲーム制作、そしてアプリを紹介する映像制作など、短期間ながら内容の濃い1週間だったことがうかがえます。そして元々ICTに長けている彼らは、大会終了後もコミュニケーションアプリで今後も連絡を取り合うことを約束したということです。
渡航前からメールなどでやりとりしていたこともあるでしょうが、参加レポートからは、韓国の生徒とすぐにうちとけ、協力し合ってアプリやプレゼンテーションを作り上げていった様子が伝わってきます。e-ICONには各国の代表でなく、合同チームによる大会だからこそできる交流もあるのではないでしょうか。グローバル時代に向け、こうした取り組みがさまざまな分野でできるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2015年10月02日 14:08