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平成26年度『小学校外国語活動実施状況調査』の結果を公表~文科省 (2015年10月07日)

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文部科学省が、平成26年度『小学校外国語活動実施状況調査』の結果を公表しました。

調査対象は全国の公立小学校から無作為抽出した、外国語活動を学ぶ小学校5~6年児童及び導入後に外国語活動で学んだ中学校1~2年生徒、及び担当教員・管理職。平成23年度より全国の小学校で全面実施された外国語活動の実態を把握・分析することにより、次期学習指導要領の改訂や今後の施策の検討に資するとともに、各都道府県等における小学校外国語活動の充実や改善等に役立てるために実施したものです。

英語に対する意識は、小学校5、6年生の70.9%、中学1年生の61.6%、中学2年生の50.3%が「英語が好き」と回答。小学校5、6年生の72.3%、中学1年生の60.2%が「英語の授業が好き」と回答。小学校5、6年生の91.5%、中学1年生の89.4%が「英語が使えるようになりたい」と回答していることから、外国語活動に肯定的な小学生の割合が高いこと、中学生に上がると英語に対する肯定感に課題があることがわかりました。

「英語を使ってしてみたいことは何か」という問いには、「海外旅行に行くこと」「外国の人と友達になること」「外国の人と話すこと」と回答。将来、海外旅行や外国人との交流、仕事で英語を使いたい児童生徒の割合は高いようです。

小学校外国語活動・中学校外国語科担当教員から見た児童生徒の変容としては、小学校教員の76.6%が小学校5、6年生の児童に「成果や変容がとてもみられた」、中学校教員の65.3%が中学校1年生の生徒に「成果や変容がとてもみられた」と回答。多くの外国語科担当教員は外国語活動導入による成果や児童生徒の成果や変容を肯定的に捉えています。

中学校の英語授業に対する意識については、「単語を読む・書く、音読、生徒同士で英語を使ってやりとりすること」ができていると考える生徒の割合は高いですが、自分の意見や考えを書く・話すことができていると考える生徒の割合は低い結果に。中学校の外国語担当教員の言語活動に対する意識については、「単語の発音練習、音読、文法説明」をよく行っていると考える教員の割合は高いですが、それらを活用して「まとまりのある文書を書いたり、発表・討論などを指導している」と考える教員の割合は低いことがわかりました。

小学校の外国語活動の実施から、児童生徒の変容や課題も見えてきました。調査結果を活用し、充実した外国語活動と英語教育が実施されるといいですね。


平成26年度「小学校外国語活動実施状況調査」の結果について | 文部科学省

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投稿者 kksblog : 2015年10月07日 00:21


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