●危険ドラッグへの理解深める~シルバーウィークに都内で小冊子を配布 (2015年09月25日)
米国に本部を置く非営利団体「薬物のない世界のための財団」の日本支部である日本薬物対策協会は、シルバーウィーク期間中の9月22日に、依然蔓延が懸念される危険ドラッグを含める薬物乱用防止を目的とした街頭キャンペーンを新宿・歌舞伎町で実施しました。
当日は、薬物に関する正しい情報が掲載された小冊子と危険ドラッグのリーフレットを配布。合計で500部近くの小冊子やリーフレットを、秋の行楽で賑わう歌舞伎町の通りにて人々に手渡し、カラオケ店や飲食店など近隣の様々な店舗の店頭に設置をお願いしたそうです。危険ドラッグは摘発数が今年上半期に2012年以降過去最高となっています。イベント数日前には、京都市内の衣料品店の経営者が、販売目的の危険ドラッグ所持で逮捕されたことが報道されています。この衣料品店の2階では危険ドラッグが密売されおり、その売買の手口がより巧妙化・潜在化してきています。
今回のキャンペーン中に小冊子を受け取った50代の女性は薬物の依存に苦しんだ経験があるそうで、「薬物は一度手を出すと本当に大変なことになる。自分も苦しんだ。頑張ってください」とボランティアスタッフを激励してくれたそうです。また、歌舞伎町の大通りに面した衣料品店のスタッフは、「とても良い活動ですね」と薬物の小冊子を店頭に設置することに賛同してくれたそうです。
同協会では、2008 年より首都圏を中心とした学校や地域にて薬物乱用防止講演を実施しており、これまで7万人以上の生徒や保護者、教員などへ薬物に関する正しい情報を提供してきました。まずは情報を受け取ることが、理解への第一歩ですね。
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投稿者 kksblog : 2015年09月25日 16:04