●スマホ・ネットに潜む危険をアプリゲームで学ぶ <グリー> (2015年09月08日)
CSR活動として情報モラル教育に関する教材・冊子の提供や学校への出張講演に取り組んでいるグリーは9月8日、情報モラル教育に役立つ中学生向け無償アプリ「魂の交渉屋とボクの物語―Soul Negotiator」を公開した。同社によると、情報モラル教育教材をゲーム会社がアプリとして無償提供するのは初。
これまで同社の安心・安全チームでは、講演679回、情報モラル教材は累計で72万部配布している(2015年8月末現在)。担当マネージャーである小木曽氏は「不適切な投稿で人生に大きなダメージを受けたり、プライベート写真が拡散したりなど、実際に今起こっている。それをストップさせたいという思いで、これら事例をゲームのストーリーに盛り込んだ。魅力的な世界観やキャラクター設定、音楽などゲーム会社ならではのノウハウを生かしたクオリティの高いゲームアプリになった」と語る。
監修した藤川大祐教授(千葉大学教育学部・副学部長)は「情報モラル教育はますます重要。しかし学校での指導には限界もある。学校文化とは異なる面白さを提供することで、学校外での自発的な学びが期待できる。世界観やキャラクターの認知度が高まれば、情報モラルを高めることに寄与する可能性がある」と期待する。千葉大学教育学部附属中学校では1年生を対象に本アプリを活用し、体験して議論する授業を展開。中学生からは「選択によって未来が変わるという設定が良い」という感想が上がった。
本アプリは5章・以下10ストーリーで構成。
▼不適切投稿▼炎上事件への対応▼異性との出会い▼児童ポルノ▼長時間利用▼高額課金▼アカウント乗っ取り▼架空請求▼既読無視▼言葉の勘違い
9月8日は第1弾として5ストーリーを提供し、10月以降に第2弾をリリースする予定だ。
本アプリはAppストア、Google playよりダウンロードできる。
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投稿者 kksblog : 2015年09月08日 22:36