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千葉大が国立大初の「国際教養学部」を設立 「新国際人」の養成をめざす (2015年09月04日)

chibau_150904.jpg国立大学法人千葉大学では、2016年度4月より新学部「国際教養学部」を設置します。グローバル社会・現代日本・地域という複合的支店から国際理解と日本理解の双方を備えた上で、俯瞰的視野、多元的視点でものごとを考え、日本独自の視点から課題を発見・解決し、世界へ発信することができる人材の育成を目的としています。

国際教養学部の設置は、国立大学では千葉大学が初めてです。文系と理系を混合させた新しい形の学部で、徹底した少人数教育〝テーラーメイド教育・留学〟の実現を目指します。入学定員が90名に対し、教員が46名、学生の状況に合わせた丁寧な教育を実現します。教員は多様な専門分野から集まり、そのうち15%は外国人教員、30%強が女性教員です。

教育課程は、「新国際人」を養成するための特色あるものになっています。共通教育では、人文科学、自然科学、生命科学を混合した、幅広い視野を身につける「俯瞰科目」などによって学問の基礎を形成します。受け身の教育ではなく、課題を発見し、実践的に解決する過程に必要なスキルや語学と様々な学問を学ぶアクティブラーニング、そして課外活動や留学経験などから学ぶソーシャルラーニングを取り入れています。そのためにも早期の海外体験を促進する仕組み作りを行っています。

学問分野において文系・理系の混合を実現したため、通常型入試では文系科目でも理系科目でも受験することが可能です。また、特色型入試では、小論文とネイティブの教員を中心とした英語面接が行われます。今後、AO入試も導入予定です。さらに千葉大では初めて、通常型入試においてTOEFL iBT、IELTSなど外国語検定の結果を、個別学力検査の「外国語」の得点に加点または満点換算します。

これまで大学受験は、目指す大学・学部によって文系・理系の区分がされていることがほとんどでした。その垣根を越えた学問がここにはある、ということでしょうか。千葉大学は総合大学の中でも学部数が多く、専門分野は多岐にわたっています。幅広い学びの実現が期待できそうですね。

41年ぶりの新学部、国立大学初「国際教養学部」少人数による〝テーラーメイド教育〟+海外留学で「新国際人」を養成〜文系理系が選べる入試、千葉大初の外国語検定試験の採用〜

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投稿者 kksblog : 2015年09月04日 16:56


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