●未就学児の情報通信端末の利用実態やその保護者の意識を調査~総務省 (2015年08月04日)
総務省が、『未就学児等のICT利活用に係る保護者の意識に関する調査報告書』を公表しました。
調査は、これまでほとんど実施されていない未就学児を中心とした子どもの情報通信端末の利用実態やその保護者の意識を明らかにすること等を目的としています。子どもにスマートフォン、タブレット 型端末、ノートPC、デスクトップPC、携帯電話・PHSのうち、少なくとも一つ以上利用 させたことがあると回答した保護者を対象に実施しました。
調査結果から、学年が低いほど初めて情報通信端末を利用した年齢が低いこと、とりわけ、小学校入学前に情報通信端末を利用開始する割合が、平成23年以降の3年間で大きく上昇していることが明らかになりました。
0歳児の1割が情報通信端末を利用しています。その割合は年齢とともに上昇し、4歳児~6歳児は4割を超えています。また、第一子よりも第二子以降の方が利用率が顕著に高いこともわかりました。
よく利用されている機能・アプリは動画閲覧(YouTube等)で、全年代において6~7割が利用しています。知育アプリの利用割合も高く、未就学児の4割、小学生で2~3割が利用。小学生になると、インターネット検索の利用割合が高くなり、小学4~6年生の4割が利用しています。他に利用率が高いのは、未就学児では写真閲覧、小学生ではゲームです。
4歳児以上の子どもの保護者の約8割、0~3歳児の保護者の約6割は、子どもの情報通信端末の利用に当たって、何らかの約束ごとを決めています。利用時間や利用内容に関するものの割合が高いようです。なお、利用にあたっての悩みや不安もあります。どの年代の保護者においても、不適切な情報・画像に触れないか、課金サイトに接続しないかが、それぞれ半数を超えています。
将来に向けては、全体の8割以上の保護者が、子どもの将来にとって、情報通信端末を利用できるようになることに肯定的でした。
未就学児の3割は、情報通信端末を使いこなす能力を身に付けさせるための取組みを家庭で行わなくても、端末の操作を自発的に修得していることがわかっています。これからますます子どもたちへの情報リテラシー教育が大切になりますね。
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投稿者 kksblog : 2015年08月04日 22:48