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学校施設の長寿命化とエコ化を目指す 平成26年度基本計画書の策定・公表 (2015年07月15日)

school_150715.jpg文部科学省では、学校施設の効果的・効率的な長寿命化を目指した「学校施設老朽化対策先導事業」、および画工のゼロエネルギー化を目指した「スーパーエコスクール実証事業」において、それぞれの平成26年度の基本計画書(概要版)を策定・公表しました。

この事業の委託者は神奈川県川崎市、大阪府堺市です。基本計画書の策定については、有識者、教職員や地域住民などが参加するワークショップなどでの検討を踏まえて行われました。

「学校施設老朽化対策先導事業」とは、公立小中学校施設において保有面積の約7割を占める、建築後25年以上の公立学校施設について、改修・改築の際に長寿命化を図り、事業費や運営費のコスト縮減、教育的効果などを検証するモデル事業を委託します。これに対し、事業計画段階から整備段階まで必要な支援を行うことにより、全国的な規模で学校施設の長寿命化をより効果的・効率的に勧めるための実証事業を行います。

「スーパーエコスクール実証事業」は、環境対策のなされていない、老朽化した公立学校施設について、施設整備の際に環境への負荷を低減するための適切な配慮を施すというものです。省エネの徹底によりエネルギー負荷の低減を図ると共に、学校運営上必要なエネルギーを創エネ、蓄エネ等の技術を適用することでまかない、年間のエネルギー消費を実質上ゼロとするゼロエネルギー化を推進するための実証事業です。

川崎市では、市内の菅尾小学校について、目標耐用年数を80年に設定し、老朽化対策、教育環境の質的向上、環境対策を実施することで長寿命化を図ります。具体的には、水分やCO2からコンクリート壁面を保護する工法と外断熱を実施、さらにLED照明の導入などによる環境対策といったことが計画されています。

堺市では、宮園小学校について、創造的改修、劣化改修、機能的改修を複合的に組み合わせ、学習空間や学習環境の向上を目指します。防水型の服素材の塗布、複層ガラスやLED照明を導入しての省エネルギー化、段差解消や多目的トイレの整備によるバリアフリー化となどが盛り込まれています。

昭和40年代後半から50年代の、いわゆるベビーブームに生まれた子どもたちに合わせて一斉に整備された学校が、現在老朽化対策が必要になっています。学校の長寿命化、省エネ化は子どもたちにとって、資源やエネルギーを考える材料になるかもしれませんね。

「学校施設老朽化対策先導事業(平成26年度)」及び「スーパーエコスクール実証事業(平成26年度)」における基本計画書(概要版)の公表について

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投稿者 kksblog : 2015年07月15日 12:07


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