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子どもの1か月平均読書量は3.1冊、親の読書量が多いと子どもも多い (2015年07月22日)

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講談社と学研ホールディングスが共同で、小学4年生~中学3年生の読書実態に関する調査を実施しました。

調査はインターネットにより実施し、各学年男女100名ずつの子どもに対して、保護者付き添いのもとで回答してもらっています。調査結果から、親の読書量や家族との会話・団らんといった家庭環境と子どもの読書量が大いに関係していること、そして、熱中していることが多い子どもほど読書量も多いことが明らかになりました。

まず、親の読書量が多いと、子どもの読書量も多いことが明らかに。 保護者の1か月の読書量によって0冊、1~2冊、3~5冊、6冊以上、の4つのグループに分類し、各グループに属する子どもの読書量を調べてところ、本をまったく読まない親の子どもの1か月の読書量が平均2.1冊であったの対して、本を1か月に6冊以上読む親の子どもの読書量は平均6.9冊でした。親が本をよく読む家庭では、子どもも本をよく読む傾向にあるようです。

子どもの読書量が多いと、家族との会話も多いこともわかりました。子どもの余暇時間の過ごし方について調べたところ、子どもの読書量との間に関連性がありました。子どもの1か月の読書量を0冊、1~2冊、3~5冊、6冊以上、の4つのグループに分け、各グループに属する子どもが、余暇時間の過ごし方として「家族との会話・団らん」を選んだ割合を見ると、読書量が増えるほど、「家族との会話・団らん」を選ぶ割合が高まりました。余暇時間に「家族との会話・団らん」を楽しんでいるかどうかと、子どもの読書量には関連があるのです。

熱中していることの数が多いと、読書量も多いようです。子どもに「いま熱中していること」を最大5つまで自由記述方式で挙げてもらったところ、熱中していることとして記述した項目の数と読書量との間に明確な関連性があることがわかりました。熱中していることの数によって、ない、1つ、2つ、…、5つ、の6つのグループに分け、各グループに属する子どもが1か月に読む読書量を調べると、熱中していることの数と読書量との間には相関性がある、という結果に。読書をすることと何かに熱中することとの間には、好奇心、関心、探究心といった共通点があるのかもしれません。

子どもに対して1か月の平均読書量(雑誌・漫画を含まず)を聞いたところ、全体では月3.1冊という結果でした。また、まったく読まない(0冊)という子どもの割合が27.1%と、全体で最も多いことも明らかに。男女で比較してみると、男子より女子の方が読書量は多い傾向、学齢ごとに見ると、学齢が上がるにつれて読書量が減る傾向が見られます。男女ともに、中学生になると、読書量が減少するというのが実態。最も読書量が多かったのは小学4年女子の月6.5冊、少なかったのが中学3年男子で月1.6冊でした。子どもの読書に関する課題が見えますね。


講談社&学研共同企画「子どもの読書実態調査」

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投稿者 kksblog : 2015年07月22日 21:02


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