●ICTを活用した幼児教育カリキュラム「こどもモードKitS」の検証結果 (2015年06月11日)
(株)スマートエデュケーションでは、同社が開発したタブレット端末使用の「園児向けのICTを活用した教育カリキュラム/こどもモードKitS」運用の成果確認のため、教育系NPO法人と共に、2014年度に幼稚園1園、保育園1園において、年長園児の効果検証を行い、その結果を公表しています。
これによると、園児の発達について、「創造力」については「表現力・技巧などが向上した」「アイデア数が増加した」、「ICT活用力」では「タブレット端末とアプリの操作力が向上した」という結果が得られました。一方で、「チームワーク力」については、特に変化は見られなかったようです。
「こどもモードKitS」は、様々な創作活動や表現活動を通して、物事に意欲的に取り組む力や表現する力を育てる「創造力カリキュラム」、子どもたち自身がお互いの知識を出し合っての情報交換や、仲間と力を合わせて道の課題を解決する体験を通して、コミュニケーション能力や協調型問題解決能力を養う「チームワークカリキュラム」の2つが柱となった、IT活用の教育カリキュラムです。
検証では、「創造力」「チームワーク力」「ICT活用力」の『3つのいきる力』が、このカリキュラムを行う過程でどのように変化するか確認するため、カリキュラム導入前(事前検証)と終了後(事後検証)との差違の比較によって園児の変化確認と、カリキュラム運用過程での記録分析を行いました。
データ上では「チームワーク力」には前後の差が見られなかったということですが、保育者の日誌等では、普段の話し合いに向かう姿勢や園児同士の関係性が築かれている様子が確認できたということです。
学校で教育のICTが進んでいる中、幼稚園でもタブレットなどを保育に取り入れることは、スムーズな就学への効果もありそうです。この検証から得られた新たな課題、試みに期待したいですね。
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投稿者 kksblog : 2015年06月11日 17:15