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タブレット端末の記述式ワークシートにデジタルペンを活用する実証研究を開始〜大日本印刷 (2015年05月19日)

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大日本印刷株式会社(DNP)が、タブレット端末の記述式ワークシートにデジタルペンを活用する実証研究を開始しました。

この実証研究は、予習によって知識を習得したうえで主体的に授業に臨む「反転授業」の効果を高めるため、佐賀県武雄市の小学校で2015年4月より開始されています。武雄市では、反転授業を「スマイル学習」と呼んで積極的に推進しており、この実証研究は2016年3月まで実施されます。

武雄市では、2010年より情報通信技術(ICT)を活用したスマイル学習が行われています。現在、学校より配布されたタブレット端末を児童が自宅に持ち帰り、授業を撮影した動画の視聴、記述式ワークシートや小テストなどの予習を行い、事前に知識を習得した上での主体的な授業参加を行っていました。

しかし、このワークシートは記述量が多くタブレット端末に直接書き込むことが困難なため、プリントアウトし手書きで解答していました。そのため、児童の解答をデジタルデータで残すことができず、解答を電子黒板に映しての授業での利用や、今後の指導に活かすということが困難でした。

このたびのDNPが可能としたのは、記述式ワークシートにデジタルペンを使用し、紙への書き込みによる使いやすさを残しつつ、記述内容を迅速にデジタルデータ化することです。

記述式ワークシートにデジタルペンで書いた内容を、ペンの内蔵カメラが撮影し即時にデジタルデータとして保存します。授業開始時、デジタルペンに保存したデータを教師のパソコンに転送することで電子黒板への表示などが可能となります。

さまざまな解答の比較や特長的な解答の共有などが行えるため、児童同士の協働的な学びが活性化でき、また、記述時のデータの分析や動画コンテンツの視聴履歴を確認することができ作業時間や時間帯などもデータとして保存されるため、児童の家庭学習の取り組み状況も把握できます。

効率よく、子ども達も楽しみながら積極的に学べそうですね。

タブレット端末の記述式ワークシートにデジタルペンを活用する実証研究を開始

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投稿者 kksblog : 2015年05月19日 03:44


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