●「薬物使用は個人の問題」と小学生の7.2%が回答~日本薬物対策協会が教育関係者向けにイベントを開催 (2015年05月11日)
ここ数年、危険ドラッグの蔓延と関連した事件・事故が立て続けに世の中を騒がせています。政府や各行政機関による規制強化や水際による輸入抑止などにより、現在国内での蔓延は表面的には落ち着いているように見えますが、若年層やこれまで薬物とは無縁されていた社会へ情報が浸透しています。
日本薬物対策協会は、2008年より首都圏を中心に学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供し、これまで約6万人の生徒や保護者、教育関係者などへ薬物の真実に関する情報をもたらしてきました。それらの経験を生かし、国連が毎年6月26日と定めた「国際薬物乱用・不正取引防止デー」にちなみ、地域の指導者などを対象にした薬物乱用防止イベントを6月17日(水)に豊島区で開催します。
今回は世界的に活躍するギタリストとシンガーソングライターのユニット「RODORODO(ロドロド)」による薬物乱用防止のオリジナルソング発表を皮切りに、元警視庁警察官による薬物乱用防止にちなんだマジックショーの披露や、子供たちのインターネット使用に関する問題や学校現場での教育に精力的に務めるパネリストによるパネルディスカッションを実施し、青少年育成とからめて薬物乱用防止問題とその解決について提言します。 薬物が身近なものになってしまった今、このイベントが家庭で学校現場そして地域において効果的な教育の啓発となることを同協会では願っているそうです。
同協会が実施した中高生へ対する薬物意識調査(2014年秋冬実施 首都圏中高生3858人対象)によると、中高生の半数以上が危険ドラッグの入手が可能だと考えていることがわかり、薬物が若年層にも非常身近な存在となってきていることが明らかとなりました。さらに同協会が小学生に実施した調査結果によると(2014年10月~2015年3月実施 東京・埼玉小学5・6年生461名対象)「使用するのは個人の問題で、判断は個人の自由だ」 とする答えは7.2%で、中高生の意識との差は1%未満という結果がでました。これら調査からは、薬物の有害性・危険性についての早期教育重要性が改めて浮き彫りになったところです。
【イベント概要】
開催日時=6月17日(水) 18:30-20:30(18時開場)
開催場所=南大塚ホール(JR山手線大塚駅南口より徒歩5分)
参加対象=教育者や保護等、薬物乱用防止に携わる人や青少年問題に関心のある人
参加費用=無料(定員250名※先着順、当日受付可)
主催=日本薬物対策協会
問合せ=日本薬物対策協会(TEL&FAX:03-5394-0284、メール)
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投稿者 kksblog : 2015年05月11日 10:52