●リーフレット「中1不登校の解消に向けて」を公開~宮城県 (2015年04月15日)
宮城県は、リーフレット「中1不登校の解消に向けて」を公開しました。
学校教育に携わる全ての関係者が、中1不登校への認識を深め、学校がチームとして魅力ある学校づくりに取り組むことができるように作成したものです。
平成26年度学校基本調査により、宮城県の不登校児童生徒数は2,560人。中学校における百人あたりの不登校数は3.17人と全国ワースト1位です。不登校のきっかけとしては、「無気力」「いじめを除く友人関係をめぐる問題」「学業の不振」等が高い割合に。小学校が家庭環境や家族関係をめぐる問題が多いのに対して、中学校では学校生活や生徒自身に関わる問題の割合が高くなっています。
中1不登校の解消に向けては、小学校からの未然防止の取組と、外部機関との連携を進めコーディネーターが必要と考えられます。
不登校児童がいない小学校では、「全員の子どもに声掛け」「授業のねらいや課題の明確化と指導体制等の工夫」「活躍の場の設定」の割合が高くなっています。わかる授業づくりと活躍の場づくりが重要であり、小・中学校の交流・連携が課題です。
早期発見・早期対応のためには、「複数の目、教室以外での情報収集」「管理職、主任、担当への報告体制」の割合が高くなっています。児童生徒の変化を見取ることや、小・中学校間の情報交換が課題です。
チームで取り組む中1不登校改善モデルも掲載。不登校の早期解決を目指すには、学級担任が一人で抱え込まずにチームを組み、子どもの状態だけでなく子どもを取り巻く環境も含めて背景・原因を見立てること、解決に向けた目標設定と具体的な手立てを考えることが大切としています。
魅力ある学校がつくられ、中1不登校が解消されることが望まれます。
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投稿者 kksblog : 2015年04月15日 18:15