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受験から入学の費用「負担感」は9割超、「借入額」は過去最高額に (2015年04月13日)

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東京私大教連は、 私立大学新入生の家計負担調査を実施。同調査は、2014年4月に首都圏の私立大学・短期大学(以下、私立大学)に入学した新入生の家計負担の状況をまとめたものです。

「受験から入学までの費用」は、自宅外通学者が213万8026円で前年度比3万2800円(1.6%)増額、自宅通学者が154万1526円で前年度比1万800円(0.7%)増額。「受験から入学までの費用」に占める初年度納付金の割合は、自宅外通学者で61.4%、自宅通学者で85.1%と高くなりました。

自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」は296万2326円で、前年度と比べ24100円(0.8%)増額に。父母・学生の裁量でいちばん出費をおさえることができる「仕送り額(4月~12月)」は、82万4300円で前年度より8700円減額となりました。

自宅外通学者世帯の「税込収入に占める『入学の年にかかる費用』」の割合は33.4%で、年収888万1000円の3分の1を占め、家計負担の大きさを示しています。

世帯の「税込年収」は、全体平均が903万3000円(0.2%)増額に。なお、世帯の有所得者数の平均は1.7人であり、共働きなど有所得者数が2人以上の世帯は全体の65.0%を占めています。世帯の「税込年収」を住居別でみると、自宅外通学者の世帯で888万1000円、自宅通学者の世帯で913万円であり、自宅外通学者では減額に。

「仕送り額」の平均は、入学直後の新生活や教材の準備で費用がかさむ「5月」が10万2400円で2600円減少、出費が落ちつく「6月以降(月平均)」が8万8500円で500円減少。「6月以降(月平均)」の仕送り額は、過去最低額であった前年の8万9000円をさらに下回り、過去最低を更新しました。

「6月以降(月平均)」の仕送り額が過去最高だった1994年の12万4900円と比較すると、ピーク時より3万6400円、29.1%も減少しています。

「家賃」の平均は、6万1600円となり前年度比700円増加。「6月以降(月平均)」の仕送り額8万8500円に占める「家賃」の割合は69.6%で過去最高となり、仕送り額に占める割合は約7割に達しています。

入学費用を「借入れ」した家庭は17.6%。「借入れあり」を住居別でみると、「自宅外通学者」が「自宅通学者」に比べ高い傾向にあります。「借入額」の全体平均は前年と比べ12万1000円増額し、180万7000円で過去最高額に。「自宅外通学者」の「借入額」は207万2000円で、これも過去最高額であり、「自宅通学者」と比べ50万円多くなっています。

受験から入学までの費用の「負担感」は、9割を超える家庭で『重い』(「たいへん重い」と「重い」の合計)と感じており、負担の大きさを示しています。入学費用を「借入れ」した家庭の98.8%が『重い』と感じており、住居別では「自宅外通学者」で93.5%の家庭が『重い』と感じていることがわかりました。

私立大学新入生の家計負担調査 | 東京私大教連

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投稿者 kksblog : 2015年04月13日 19:37


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