●文科省が特別支援教育に関する調査を実施、全体的に体制整備進む (2015年04月07日)
文部科学省は、障害のある全ての幼児児童生徒の教育の一層の推進を図るため、特別支援教育を推進。今後の施策の参考とするため、標記調査を実施しました。
調査対象は、国公私立の幼稚園・小学校・中学校・高等学校および中等教育学校。全調査対象の合計(国公私立の幼小中高校の合計)では、比較できる全ての調査項目で平成25年度を上回っており、全体として体制整備が進んでいる状況がうかがえます。
公立小・中学校においては、「校内委員会の設置」、「実態把握」、「特別支援教育コーディネーターの指名」といった基礎的な支援体制はほぼ整備されており、「個別の指導計画の作成」、「個別の教育支援計画の作成」についても着実に取組が進んでいます。今後は、障害のある児童生徒一人一人に対する支援の質を一層充実させることが課題に。
また、公立高等学校においては、「校内委員会の設置」、「実態把握」、「特別支援教育コーディネーターの指名」といった基礎的な支援体制は、ここ数年で着実に進みつつあることがわかりました。
校種別にみると、幼小中高では、全ての調査項目で平成25年度の実施率を上回っており、着実に取組が進んでいる様子がうかがえます。幼稚園・高等学校においては、小・中学校に比べ実施率が低く、体制整備が課題となっています。
国公私立でみると、平成25年度の実施率を概ね上回っており、取組が進んでいます。全ての調査項目において、私立学校は国公立に比べ実施率が低く、体制整備が課題となる結果に。
校内委員会に関しては、開催した学校が約97%となっており、障害のある幼児児童生徒の実態把握等について検討が行われてます。
「教員研修の受講状況」については、全体で75.3%となり、うち管理職(校長、副校長、教頭)の受講率については86.3%。平成25年度に比べ、それぞれ2.1%、1.0%増加しているが、更なる受講率の増加が望まれています。
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投稿者 kksblog : 2015年04月07日 11:48