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児童生徒の非行防止や安全の確保に向けた取組の実施を通知~文科省 (2015年04月06日)

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文部科学省が、川崎市における中学1年生殺人事件の検証を行うとともに、これを踏まえた再発防止策を検証するため、関係府省庁と連携の上、「川崎市における中学1年生殺人事件に係るタスクフォース」を立ち上げ、「連続して欠席し連絡が取れない児童生徒や学校外の集団との関わりの中で被害に遭うおそれがある児童生徒の安全の確保に向けた取組について」の通知を発出しました。

これまでも「学校と警察との連携の強化による非行防止対策の推進について」等に基づき、学校において、警察をはじめとする関係機関と連携しながら、児童生徒の非行防止や被害防止等に積極的に取り組んでいるところでした。

しかし、最近においても、川崎市において前途ある中学生が被害者となる痛ましい事件が発生しました。学校、行政、地域社会などの努力により事件を防げなかったかという思いや、同様な危険にさらされている児童生徒が身近にもいるのではないかという危機感などを社会共通に抱かせる事件であり、それゆえに、全国の学校や教育委員会においても、この事件を踏まえた緊急の対応が求められるところです。

このため、政府として、今回の事件の検証を行うとともに、これを踏まえた再発防止策を検討。「川崎市における事件の検証を踏まえた当面の対応方策」をとりまとめました。

各教育委員会および学校等は、4月の新学期に向けて進める緊急点検の実施、平成27年度特に力を入れて取り組む施策の実施が求められます。

学校においては、連続して欠席し連絡が取れない中で、又は学校外の集団との関わりの中で被害に遭うおそれがある児童生徒の安全の確保に向け、日頃から教職員が組織として情報共有し対応できる体制を構築しておく必要があります。また、設置者においては、学校からの連絡に基づく迅速な対応ができるよう、日常から学校との情報共有とそれに基づく対応、関係行政機関等との連携協力のための体制を整えておく必要があります。

施策としては、学校や教育委員会における組織的な対応の充実、学警連携協定等、学校と警察をはじめとする関係機関との連携の促進、課題を抱える家庭に対する、教育と福祉が連携した支援の充実、子どものSOSを受け止めるための窓口の充実等が挙げられています。

学校内や学校と設置者間の情報共有、被害のおそれがある児童生徒に対する早期対応が重要です。


連続して欠席し連絡が取れない児童生徒や学校外の集団との関わりの中で被害に遭うおそれがある児童生徒の安全の確保に向けた取組について | 文部科学省



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投稿者 kksblog : 2015年04月06日 10:43


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