●平成27年度スーパーサイエンスハイスクール指定校などが内定 文部科学省 (2015年04月02日)
文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材を育成することを目指し、理数系教育に重点を置いた研究開発を行う「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業を平成14年度から実施しています。高等学校等において、先進的な理数教育を実施すると共に、広大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取り組みを推進しています。
さらに、創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発などの取り組みを実施しています。このたび、平成27年度新規指定および科学技術人材育成重点枠の採択に関する審査を行い、その結果を公表しました。
平成27年度新規指定では、審査の結果25校を内定しました。その内訳として、開発型が公立1校、実践型が国立3校、公立20校、市立1校となっています。開発型とは研究仮説を位置から設定し、新規制のあるカリキュラムなどの研究開発を行うもので、実践型は過去にも指定を受けている学校が、これまでのカリキュラム開発を基礎として、より実践的な研究開発を行うもので、指定期間は27年度から31年の5年間です。
平成27年度科学技術人材育成重点枠については、公立4校、市立1校の5校が採択されました。これは地域の中核拠点形成など、科学技術人材育成に係る重点的な取り組みを、SSH本体と一体的な事業として推進するため「科学技術人材育成重点枠」を設け、SSH指定校に対して追加の支援を行うもので、期間は最長3年となっています。
高校ではSSH指定と共に、普通科の理系コースだけでなく理数科を別途設置する学校も増えています。募集人数が少ないためもあるでしょうが、入試の際の倍率の高さが、理数教科をより深く、実践的に学びたいと考えている生徒が多いことを表しています。SSH指定がきっかけとなって、学びたい気持ちを受け入れる枠がもっと広がればいいですね。
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投稿者 kksblog : 2015年04月02日 16:54