●10年後を見据えた『県立高等学校教育推進基本計画』を策定~愛知県 (2015年04月01日)
愛知県教育委員会が、『県立高等学校教育推進基本計画(高等学校将来ビジョン)』を策定しました。
グローバル化や高度情報化の進展、産業構造や就業構造の変化、価値観の多様化、地域社会の変容など、私たちの社会はますます急速に変化しており、子どもたちがこれからの社会をたくましく生き抜くために、また、ものづくり愛知の伝統を守り、更に発展させていくために、幅広い知識・教養と柔軟な思考力に基づいて自ら考え行動する力、さらには、他者と協働しながら困難な課題を克服していく力を身に付けさせることが求められています。
また、高等学校進学を目指す多様な生徒に学習の機会を保障することや、安全・安心の観点からこれまで進めてきた耐震対策に加え、学校施設・設備の老朽化対策を推進していくことも必要です。
こうした本県高等学校教育を取りまく諸課題を踏まえて、時代の変化や生徒のニーズを踏まえた高等学校づくりを推進するために、10年後を見据えたグランドデザインとなる『県立高等学校教育推進基本計画』となっています。
テーマは5つ。「グローバル社会で活躍できる人材の育成」では、国際理解教育の推進、科学技術人材の育成とICT教育の推進、芸術、スポーツなどの分野における個性の伸長を図ります。「キャリア教育と職業教育の一層の充実」では、キャリア教育の一層の充実、ものづくり愛知を支える職業教育の一層の充実を図ります。「魅力ある高等学校教育の基盤づくり」では、教員の指導力向上と様々な学びの機会の充実、ICT環境及び安全な施設・設備の充実を図ります。「生徒のニーズを踏まえた様々なタイプの高等学校の配置」では、総合学科の新たな設置と普通科の活性化、多様な生徒のニーズに応える学校づくりを図ります。「生徒が減少する地域における対応」では、それぞれの地域の実情を踏まえて、将来的な学校配置の構想を検討します。
計画期間は平成27年度から平成36年度までの10年間。時代のニーズを踏まえた学科改編や教育内容の改善が行われ、きめ細かな教育が実現することが期待されますね。
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投稿者 kksblog : 2015年04月01日 01:15