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子どもネット研が報告書をリリース、今年度はオンラインコミュニケーションが軸に (2015年03月19日)

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ヤフー株式会社は、同社が事務局を務める「子どもネット研」にて、今年度の研究成果をまとめた活動報告書を公開。今年は、オンラインコミュニケーションを軸に、段階的利用モデルの改定がおこなわれました。

今期の取り組みである、「オンラインコミュニケーション能力のモデル化」では、機器やサービス種別ではなく、コミュニケーション相手によって求められる力が異なる点に着目。オンラインコミュニケーション能力を支える要素を「能力(スキル)」「知識」「倫理」に区分し、コミュニケーションを取る相手別に「求められる力」を整理・具体化しました。

さらに、これに合わせ、携帯ゲーム機の利用やスマートフォン普及によるインターネットデビューの低年齢化、メッセンジャーアプリの普及など、青少年を取り巻くインターネット環境の変化を反映させた形で、同研究会で2009年度に提唱した「段階的利用モデル」を大幅に見直しました。

新しい「段階的利用モデル」では、閲覧利用のみに限った「Step1」から始まり、「家族間」「顔を知っている友人」「顔を知らない相手」へとオンラインコミュニケーションを認める相手の範囲を次第に拡げていく段階分けの構造になっています。

また、各段階における保護者の不安、フィルタリングなど制限サービスの設定例や、機器の使わせ方(家庭内での利用場所)も一覧が可能に。

「地域密着型教育啓発事業及び教育啓発の評価指標モデルの実践」では、秋田県、青森県八戸市、北海道札幌市、神奈川県横浜市および東京都渋谷区において、子どもネット研が各自治体等と協働、協力しながら取り組んできた、青少年インターネット問題に関わる保護者等を対象とした教育啓発実証事業の概要をまとめている他、実際に使用された教材・資料例や調査票等を収録。

今後、「オンラインコミュニケーション能力モデル」や新しい「段階的利用モデル」を反映させた「モデル教材」改訂版についても提供される予定となっています。



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投稿者 kksblog : 2015年03月19日 22:46


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