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学校給食における食物アレルギー対応指針を作成~文部科学省 (2015年03月09日)

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文部科学省が、学校給食における食物アレルギー対応指針を作成しました。

各学校設置者(教育委員会等)、学校及び調理場において、食物アレルギー対応に関する具体的な方針やマニュアル等を作成する際の参考資料となるように、基本的な考え方や留意すべき事項等を具体的に示し、学校や調理場における食物アレルギー事故防止の取組を促進することを目的として作成したものです。

「大原則」「チェック表」「解説」「総論」で構成されています。まず「大原則」「チェック表」「解説」で、食物アレルギー対応に必要な行うべき要点を全教職員で確認しながら共通理解を図ります。対応の実施にあたっては、「総論」を適時参考として確認しながら進めるようになっています。

「大原則」
・食物アレルギーを有する児童生徒にも、給食を提供する。そのためにも、安全性を最優先とする。
・食物アレルギー対応委員会等により組織的に行う。
・「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」に基づき、医師の診断による「学校生活管理指導表」の提出を必須とする。
・安全性確保のため、原因食物の完全除去対応(提供するかしないか)を原則とする。
・ 学校及び調理場の施設設備、人員等を鑑み無理な(過度に複雑な)対応は行わない。
・教育委員会等は食物アレルギー対応について一定の方針を示すとともに、各学校の取組を支援する。

学校給食における食物アレルギー対応の基本的な考え方は、全ての児童生徒が給食時間を安全に、かつ、楽しんで過ごせるようにすることです。そのためにも安全性を最優先し、栄養教諭や養護教諭、食物アレルギーの児童生徒を受け持つ担任のみならず、校長等の管理職をはじめとした全ての教職員、調理場及び教育委員会関係者、医療関係者、消防関係者等が相互に連携し、当事者としての意識と共通認識を強く持って組織的に対応することが不可欠です。

学校における事故対応という観点では、食物アレルギーへの対応以外にも、学校給食衛生管理基準に基づいた衛生管理の徹底や食中毒が発生した場合の対応など、あらゆる学校の危機管理対応にも通じる取組であると考えられます。指針を参考に、各学校および調理場それぞれの置かれている諸条件に応じた万全な対応策を取り入れることが大切ですね。


学校給食における食物アレルギー対応について | 文部科学省



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投稿者 kksblog : 2015年03月09日 16:54


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