●「アルク英語教育実態レポート」2月20日発表が公開されています (2015年03月03日)
「アルク英語教育実態レポート」2月20日発表が公開されています。
レポートによると、中学英文法の知識で、英語の大学入試問題の79%が解答可能であることがわかりました。実証データにより明らかになったのは、「中学英文法」の重要性です。
株式会社アルクは、『アルク英語教育実態レポート(Vol.2) -英語の大学入試問題における中学英文法の重要性調査-』を発表しました。
このレポートは、英語学習者に成果をもたらす有益な方法を追求し、その研究結果をお伝えするというもので、このたび発表された『アルク英語教育実態レポート(Vol.2) -英語の大学入試問題における中学英文法の重要性調査-』では、最近の日本における英語の大学入試問題において、中学校で学習する基礎的英文法がきちんと身に付いていると解答できるものがどのくらいあるか?の分析が行われました。
調査方法は、「中学英文法」のみに特化した分析をするため、過去3年間の入試問題(約4000問)を対象に、「出現する単語の意味・用法はすべて分かっている」と仮定して問題を解く、というものでした。
この調査により、分析対象の大学入試問題において、79%の問題が高校レベルの文法知識を含まないものであって、高校の内容を含むが中学の文法知識の応用で解けるものを含めると、89%の問題が解答可能であるということがわかりました。
このことは、中学校で学習する文法がしっかりと定着し、その応用能力があれば、大学入試問題を解くのに大いに役立つということを示しています。
アルクでは、今回の調査結果を踏まえ、中学校、高等学校における文法の学習・指導の在り方を探り、書籍などの形でその成果を公表する企画を進める予定としています。
なお、調査対象は、原則的に、日本の入試問題を概観するのにふさわしいと判断された国立・私立22大学の学部共通問題または特定2学部の問題、および、(独)大学入試センターが提供する「センター試験」の「英語」を加えた過去2年度分(一部は2年度分)とされました。
中学時代の英語が、そんなに重宝するものであるとは、勉強中はなかなか気づけないことですね。
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投稿者 kksblog : 2015年03月03日 23:55