●英語の4技能テスト結果を比較できるスコア尺度『CSE』の開発 (2015年03月24日)
日本生涯学習総合研究所と日本英語検定協会が、英語の4技能テスト結果を比較できるユニバーサルなスコア尺度『CSE』について、現状の研究・開発状況と今後の展望を発表しました。
『CSE』とは、語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際基準規格である「CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)」と関連性を持たせて開発したユニバーサルなスコア尺度。CEFRのA1レベル(初級学習者)からC2(熟達した学習者)までの範囲を「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を各1,000点満点とし、合計0~4,000点に尺度化したものです。実用英語技能検定(英検)をはじめ日本英語検定協会の各種試験のほか、国内外の資格・検定試験のスコアもCSEで示すことを目指しています。
これまでの研究から、2015年度より英検はCSEによる技能別のスコア「英検CSEスコア」を学習・指導用の指標として活用できるようにすることとなりました。2015年度にリリースするCSEは「CSE1.0」と呼び、他の英語テストと順次、相関研究を進めながら、さらに進化していく予定だそうです。
大学入試で「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能のバランスの良い英語力が求められ、外部の資格・検定試験の活用が本格化していることから、日本生涯学習総合研究所と日本英語検定協会は、大学入試のニーズに応える「CSE2.0」の開発をめざしていきます。
英語能力を技能別に把握できることで、弱点克服に向けた学習計画を立てたり、学校は学習方針を立てやすくなるので、英語の学習能力の向上と英語教育の発展につながることが期待されますね。
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投稿者 kksblog : 2015年03月24日 22:41