●情報活用能力の育成を図る『大分県教育情報化推進戦略2015』 (2015年03月18日)
大分県が、『大分県教育情報化推進戦略2015』を策定しました。
平成25年に「教育情報化の推進による大分の将来を担う子どもたちの育成」を目的に「大分県教育情報化推進戦略2013」を策定。情報社会が日々進展していることから、戦略は、毎年度更新することとし、今回は、「教育情報化推進組織の定着」「子どもたちの情報活用能力の育成」「学校教育の情報化」を柱としています。特に、子どもたちの「思考力・判断力・表現力」の育成につながる情報活用能力の育成に重点を置いています。
1. 教育情報化推進組織の定着
大分県教育委員会と市町村教育委員会が一体となって大分県の教育情報化を推進するために設置した大分県教育情報化推進本部を中心に、各種施策を着実に実施します。大分県の教育情報化推進組織の定着、学校の教育情報化推進組織の定着、学校CIO及び情報化推進リーダーの育成、組織的な情報セキュリティ対策の実施を図ります。
2. 子どもたちの情報活用能力の育成
子どもたちが「情報活用能力」を身につけることで、思考力・判断力・表現力の育成をめざします。情報活用能力を育むため、ICTを効果的に活用し、子どもたちの主体的な学びを推進します。また、家庭や地域と連携し、児童生徒がICTを活用するための適切な判断力となる情報モラルの育成に取り組みます。
3. 学校教育の情報化
ICT活用に関する教職員研修を体系的に実施するとともに、ICTを効果的に活用した授業事例や教育用コンテンツの共有化を図ります。また、校務の情報化は、教職員間の情報共有による学校運営の改善及び児童生徒の実態に応じたきめ細かな指導を促すとともに、教職員の事務負担が軽減され、子どもと向き合う時間を確保することができるため、校務支援システムを導入して学校における業務の効率化を図ります。そして、「開かれた学校づくり」を推進するため、児童・生徒と協働してホームページを作成したり、学校運営方針や教育活動の情報を掲載したりするなど、地域や保護者等に対して積極的に情報発信します。
21世紀を生きる子どもたちが、「情報活用能力」を身につけることは、確かな学力、豊かな心、健やかな体といった「生きる力」の育成に資するものと考えられています。情報通信技術を活用することで、教育現場の環境が整うといいですね。
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投稿者 kksblog : 2015年03月18日 18:54