●子どもの大学受験、保護者の関心の高さや費用の実態が明らかに (2015年02月12日)
全国大学生活協同組合連合会が、2014年度『保護者に聞く新入生調査』の報告書を公表しました。
2007年度から全国調査として新入生の保護者を対象に実施しており、2014年の調査には約20,094名の保護者から回答を得ています。調査内容としては、例年調査している「入学までにかかった費用」のほか、「費用面で計画と違って困ったこと」や「受験大学に対する保護者の関心」を初めて調査しています。
受験から入学までにかかった費用は、国公立・自宅・文科系の1,079,100円から私立・下宿・医歯薬系の3,040,800円まで。授業料の「分納」を選択した保護者が増加し、私立の大学納付金は減少しています。 下宿生の部屋代、家電の費用は増加しています。
費用について受験前の予定と違って困ったことは、下宿生の保護者は「家賃や新生活用品の費用が高かった」を半数近く(47.9%)があげたほか、「交通費や宿泊費が増えた」も23.9%と高い割合。「入学しない大学に入学金や授業料を払った」は21.0%で、一般入試では27.5%と特に高くなっています。また「入学大学への納付金が高かった」8.8%、「教科書や教材の費用が高かった」9.3%などもあげられています。
受験大学を選ぶ際の保護者の関心については、「設置者(国立・公立・私立)」61.8%、「大学の所在地」52.9%、「受験倍率・合格難度」37.8%、「授業や研究の内容」37.4%、「就職実績」34.7%。設置者による大学納付金の違いや、所在地による住まいや交通手段の違いなど、費用準備には欠かせない情報であり、保護者の関心も高いものと思われます。
オープンキャンパスへの参加と受験大学への関心について、入学した大学のオープンキャンパスへ参加した新入生は45.3%で、「母親」も14.8%が同行。推薦入試、一般入試ともにオープンキャンパスに参加した母親は「大学の所在地」「授業・研究内容」への関心が高いようです。
調査結果は、保護者が子どもの受験に大きな関心をもち、子どもと一緒に受験を迎える様子、費用の実態が明らかになっています。
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投稿者 kksblog : 2015年02月12日 17:35