●「平成27年度総合的な教師力向上のための調査研究事業」委託先公募開始 (2015年01月14日)
文部科学省では、「平成27年度総合的な教師力向上のための調査研究事業」を実施します。この事業は、地方公共団体、国立大学法人、学校法人等を対象に事業委託を公募するもので、団体などが企画提案書を作成し、提出して応募します。
「教育再生」の実行のため、子どもたちの教育に係る教師は、教育的愛情にあふれる適正ある優れた教師であることが必要不可欠であり、また、校長をはじめとする管理職は、的確な学校運営、教師が誇りと自信を持って教育活動に打ち込めることが必要だとしています。この事業は、実践的指導力を身に付けた教員や、学校を適切にマネジメントし、責務を全うできる管理職の確保・育成に向けた、総合的な教師力向上を推進するものです。
この調査研究事業は、5つのテーマが設定されており、公募対象もテーマごとに定められています。また、応募する1者の1テーマ当たりの企画提案件数は1件と限られています。ただし、1者による複数のテーマへの企画提案は可能です。
テーマ1:初任者研修の抜本的な改革
テーマ2:教師塾の拡充
テーマ3:教育課題に対応するための教員養成カリキュラム開発
テーマ4:管理職を養成する仕組みの確立
テーマ5:教員免許状を持たない専門的な知識・技能のある優れた人材登用の促進
企画提案書の提出期限は平成27年1月30日(金)、公募要領に示す住所へ郵送か、Emailアドレスへ提出します。選定委員会による選定が行われた後、平成27年3月に審査結果が通知され、選定された団体等は委託契約を締結することとなります。委託期間は契約締結日から平成28年3月31日までです。
英語教育の改革や留学の推進など、今の日本の教育改革はグローバル化へ向けられています。一方でこの事業は、こうした流れの中で基盤となる学校教育を固めていくものでしょう。それを担う教員を育てるための事業、未来を形作るための大切な試みではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2015年01月14日 11:58