●全国学力調査の結果公表に関する調査の結果の公表~文部科学省 (2014年12月16日)
文部科学省が、『平成26年度全国学力・学習状況調査の結果公表に関する調査』の結果を公表しました。
調査は、平成26年度の全国学力・学習状況調査から、教育委員会における調査結果の取扱について変更したことを踏まえて、各教育委員会の対応状況を把握するために実施したものです。
調査内容は、都道府県教育委員会、市町村教育委員会へ、全体の結果の公表について、結果を市町村名や市町村名を明らかにした公表について、公表の指示(指導)についてとなっています。
調査結果によると、都道府県教育委員会の状況は、まず都道府県全体の結果はすべて公表、教科の平均正答率もすべて公表でした。市町村の結果の公表は30%、うち教科の平均正答率の公表は15%でした。市町村立学校の結果の公表は11%で、うち教科の平均正答率の公表は0%でした。
指定都市教育委員会の状況は、指定都市全体の結果はすべて公表、うち教科の平均正答率の公表は85%でした。市町村立学校の結果の公表は10%で、うち教科の平均正答率の公表は0%でした。
市町村教育委員会の状況は、市町村全体の結果は、公表は58%、うち教科の平均正答率の公表は28%でした。市町村立学校の結果の公表は6%で、うち教科の平均正答率の公表は2%でした。
公表内容は結果だけでなく、正答率の度数分布、調査結果を活用した学校の取組の紹介、学力向上に成果の見られた取組や特色のある取組の紹介などがありました。
学校別の成績の公表は序列化することでよくないという議論もあれば、序列化を排除することへの疑問もあります。教育の根幹にも関わる問題に、今後も議論が続きそうですね。
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投稿者 kksblog : 2014年12月16日 18:34