●幼稚園と小学校における環境教育のための教員向け指導資料を作成 (2014年11月14日)
国立教育政策研究所教育課程研究センターが、学校における環境教育について、教員向けの指導資料『環境教育指導資料〔幼稚園・小学校編)』を作成しました。
この資料は、平成19年度に公表した「環境教育指導資料〔小学校編〕」の内容を踏まえつつ、その後の環境教育の推進に関する最新の動向を踏まえ、指導のポイントや留意点などを実践事例とともに具体的に紹介しています。
豊かな環境を維持しつつ、持続可能な発展ができる社会を構築するためには、広く国民全体で環境の保全に取り組むことが大切です。このため、学校、家庭、地域が連携し、知識だけでなく体験活動を通じ、環境に対する理解と関心を深め、具体的な行動に結び付けられるよう環境教育を推進することが重要です。資料は学校教育における環境教育の推進に資するために作成されています。
内容としては、幼稚園に向けては、幼稚園における環境教育の推進に当たっての留意点や実践事例を紹介。小学校に向けては、小学校における環境教育について、現行学習指導要領の目標、内容を踏まえた各教科等の取組の方向性と実践事例を紹介しています。
環境教育の推進等については、「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律の一部を改正する法律」の公布・施行や、国連「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」の動き、学習指導要領改訂による環境に関する学習内容についての一層の充実など、様々な施策及び取組がなされてきています。そのため資料では、環境教育の推進に当たっての留意点について、持続可能な開発のための教育(ESD)の視点等を踏まえた記述を充実させています。また、幼小連携など、環境教育推進に向けた連携の留意点についても解説しています。
資料は全国の教育委員会等に配布し、環境教育の更なる推進・充実を図ります。環境の保全に子どもから大人まで取り組むために、環境教育は重要ですね。
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投稿者 kksblog : 2014年11月14日 17:04