●全国の事例を集めた「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」 (2014年10月29日)
総務省では、各地域の総合通信局などを中心に、青少年が安心・安全にインターネットを利用できる環境を構築するために、青少年や保護者等の関係者に対して、インターネット上のリテラシー等の向上のための取り組みを行っています。その一環として「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」を取りまとめました。
この事例集は、各地の学校や自治体、企業、NPOなどによるインターネットリテラシー等を向上させるための自主的な活動についての活動事例を、総合通信局等が収集したものです。総務省は、こうした各活動主体によって実施された自主的かつ地域や年齢等に合ったリテラシー等向上活動を奨励し、各地域がより効果的な施策を実施できるよう、青少年におけるICT環境の健全な推進を図っています。
今回公表された「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」では、21都道府県から28の事例を集約しています。中学校や高校等、学校内での取り組み、地域独自の団体による取り組み等、また内容についても、フォーラムの開催やハンドブックの作成などさまざまです。
一例として、神奈川県の鎌倉女学院高等学校で行われた「高校生が教える情報モラル授業」を見てみると、「高校生が年齢の近い中学生に『インターネットの正しい使い方を教える授業』をすることで、中学生だけでなく教える側の高校生も授業づくりを進める過程で情報モラルに関する理解を深める」ことを狙いとしています。
中学生は、同年代の高校生が講師となることで共感を覚え、理解度も高まることが期待できるとしています。今後は、動向の高校2年生全員による中学1年生への「授業」を実施するための取り組みを行っているということです。
このように、地域や年代などに合わせた取り組みをすることで、より問題を身近に感じられることや、自分のこととして考える、さらには教えられている者が学び、次の教える者になるといったことが期待できます。地域や学校など、インターネットリテラシーについて考えるために、この事例集を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2014年10月29日 18:23