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シャープと日本標準が共同開発したデジタル教材 小学校で実証研究開始 (2014年10月21日)

doril_141021.jpgシャープ株式会社と、株式会社日本標準は、タブレット端末向けのデジタル教材「スタディシリーズ」〝Interactive Study〟を新たに共同開発しました。Windows(R)OS搭載タブレット上で使用する教材で、小学生用の学習教材を長年出版してきた日本標準の、学習教材における知見がもととなっています。

このデジタル教材を、日本マイクロソフト株式会社の協力のもと、2014年11月より2015年3月上旬までの期間、佐賀県多久市の公立小学校3校にて実証研究を実施します。5年生2クラス、約200人を対象に、「デジタル版 学力到達度診断(国語・算数)」、「デジタル版 プリント教材(国語・算数)」を使用します。

この2つの使い方は、まず「デジタル版 学力到達度診断」でテストを実施し、各児童の学習課題を分析します。次に、学習の習熟度に応じた「デジタル版 プリント教材」を使用し、知識・理解の定着を図る、という流れです。児童達はタブレット端末上で問題を解き、その結果はサーバに送られます。またサーバからはその結果をうけて、習熟度に応じた問題を児童に出題します。

児童の持つタブレットとサーバとのやりとりの結果は、学習支援システム「スタディシリーズ」によって教員のPCに送られます。そこから教員は各児童の教材の進捗度合いや解答に至るまでの所要時間など、学習状況を細かく把握できるので、個別に適切な指導を行えます。タブレットは一人一人のデータを細かく残すことができるため、子どもたちの隠れた苦手を見つけることができ、適切な指導につながることが期待されます。

小さな「わからない」「苦手」を見逃さず、フォローできることによって、子どもたちの勉強に対する苦手意識の解消、やる気アップにつながるのではないでしょうか。ICTの普及が拡大してきたとは言え、まだ発展途上の教材と言えます。こうした実践的な検証を重ねることにより、子どもたちのより良い学びが形成されて行くことを期待したいですね。

佐賀県多久市で、デジタル教材の実証研究を実施|SHARP



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投稿者 kksblog : 2014年10月21日 10:24


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