●小学校の暴力行為、携帯電話等を使ったいじめ等が増加~文部科学省 (2014年10月20日)
文部科学省が、平成25年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」を実施し、その調査結果を公表しました。
調査項目は、暴力行為、いじめ、不登校、中途退学、自殺などの諸問題です。
調査結果から、小・中・高等学校における、暴力行為の発生件数は59,345件、小・中・高・特別支援学校における、いじめの認知件数は185,860件であったことがわかりました。
暴力行為の児童生徒1千人当たりの発生件数は4.3件で、高等学校通信制課程における発生件数を除くと4.4件(前年度4.1件)。「対教師暴力」は9,743件、「生徒間暴力」は34,557件、「対人暴力」は1,581件、「器物損壊」は13,464件でした。暴力行為が学校内で発生した学校数は9,700校、全学校数に占める割合は26.3%でした。
いじめの児童生徒1千人当たりの発生件数は13.4件で、高等学校通信制課程における認知件数を除くと13.6件(前年度14.3件)。いじめを認知した学校数は20,004校、全学校数に占める割合は51.8%でした。いじめ全体の件数は前年より減少していますが、いじめの態様のうちパソコンや携帯電話等を使ったいじめは8,787件(前年度7,855 件)で増加しています。なお、いじめられた児童生徒の相談の状況は「学級担任に相談」が72.7%で最も多い割合でした。
小・中学校における、不登校児童生徒数は119,617人(前年度112,689人)、不登校児童生徒の割合は1.17%(前年度1.09%)で、前年より増加しています。不登校になったきっかけと考えられる状況は、不安など情緒的混乱28.1%、無気力25.6%、いじめを除く友人関係をめぐる問題15.0%などでした。
高等学校における、中途退学者数は59,742人で、中途退学者の割合は1.7%。小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は240人でした。
調査結果は文部科学省のホームページで確認することできます。
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投稿者 kksblog : 2014年10月20日 18:42