●学校施設の防災機能に関する実態を調査~国立教育政策研究所 (2014年10月16日)
国立教育政策研究所が、全国の公立学校を対象として、災害時の避難所に指定されている学校の防災施設・設備の整備状況等に関する実態調査を行い、調査結果を公表しました。
学校施設は災害時における地域住民の避難所としての役割を担っており、東日本大震災においても、地域住民の避難に大きく貢献。しかしその一方、避難所となった学校では、電気や水の確保を始めとして様々な課題が見られました。学校施設の防災機能の整備については、各々の地方公共団体の地域防災計画を踏まえ、学校設置者(教育委員会)、防災担当部局及び地域住民が連携して、個々の学校の立地条件や運営実態に応じた具体的な対策を講じることが重要とされています。このような状況を受け、調査は実施されました。
調査結果より、全国の公立学校のうち、避難所に指定されている学校は91%、31,869校であることがわかりました。
防災機能の向上に対する連携・協力等の状況は、教育委員会と防災担当部局の役割を防災計画等で明確化は68%、避難所に必要と考えられる機能を検討済み又は検討中は60%、学校施設を避難所とする際の施設利用計画等を策定済みは44%で、いずれも前年より増加しています。
防災施設・設備の整備状況については、備蓄倉庫等が敷地内に設置されている学校、屋外から利用できるトイレが設置されている学校、体育館にトイレが設置されている学校、非常用の通信装置が設置されている学校等の割合がいずれも前年より増加しています。
今後も災害に強い学校施設の整備、防災機能の強化が進むことが望まれますね。
« 総額100万円相当まで、中高生の夢の実現を支援するプログラム応募を開始 | トップページへ 「花き振興法」の成立を祝し「未来にのこしたい日本の花風景」を池坊が募集 »
最新記事一覧
- 学研教育出版、11月20日(木)に大阪で学力向上セミナーを開催(2014年11月07日)
- 「Yahoo!あんしんねっと」が、すべてのAndoroidスマートデバイス向けに提供開始
- 動画対応アクセスポイントを開発、15年春から発売開始(2014年11月06日)
- 小学校の外国語活動、高学年の実施時間数は増加、課題は教員の指導力(2014年11月05日)
- 各地域での取組を紹介「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」公表
- 名古屋文化の祭典「やっとかめ文化祭~芸どころ・旅どころ・なごや~」11月24日まで開催中(2014年11月04日)
- 子どもの「貧困ギャップ」は08年から12年にかけて増加~ユニセフ報告書
- 採点の負担解消「手書き採点リンク」Ver.5.0無償アップグレード開始
- 『公立学校施設における津波対策状況調査』を実施~文部科学省
- 「第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会」の出場チームが決定しました(2014年10月31日)
- 国内にて過去最大規模のユネスコ会議を開催~文部科学省
- 誰でも使える!スキャナ付き3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0AiO」
- 教職員アンケートに見る学校別「動画教材の利活用実態」~ 8割が『動画教材を教育活用したい!』~導入ネックは「作成時間・コスト」で11%増
- 日本の大学の国際的な競争力向上のために 大学関係者を対象としたセミナー(2014年10月30日)
- 全国の事例を集めた「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」(2014年10月29日)
投稿者 kksblog : 2014年10月16日 23:34