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『教育に関する保護者の意識調査報告書』~日本PTA全国協議会 (2014年09月09日)

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日本PTA全国協議会が平成25年度『教育に関する保護者の意識調査報告書』を公表いたしました。

調査は、学校教育、家庭教育、家庭と学校のコミュニケーションの各分野において、保護者がどのように考え、どのようなことを期待し、実践しているか等について、アンケート形式で実施しています。集計・解析されしたデータを、今後の学校教育、家庭教育のあり方やPTA活動を考える上での資料に供することを目的としています。

調査対象は、小学5年生と中学2年生の保護者です。

主な調査結果より。学校教育について、子どもにどのような力を身につけさせたいかという問いでは、「自ら考える力」が最も高く、次いで「他人を思いやる力」「基礎的な知識やと技能」です。学力向上の学校の取組については、半数以上の保護者が満足。学力向上のために学校に求めたいことは、「学ぶ楽しさを実感できる授業の工夫」が最も多く、次いで「集中して学習に取り組むことができるクラスづくり」です。一方家庭で行っていることは「朝食を必ず食べさせるようにする」が大きく引き離して多く、次いで「子どもと勉強や将来のことを話す」「早寝・早起きをするようにする」です。

家庭と学校の関係については、コミュニケーションは「十分取れている」「取れている」を合わせて4分の3の保護者が取れていると感じています。学校に相談事があるとき、気軽に時間をとってもらえる雰囲気であるかという問いでは、「いつも気軽に相談に乗ってもらえる」が半数超え。いじめなどの問題が起きた場合にも、7割弱の保護者が学校が適切に「対応してくれる」と考えています。

家庭教育について、「家庭で子どもに十分なしつけをしない・できない保護者が増えている」との声があることに関しては、8割以上の保護者が「そう感じている」と回答しています。子育てについての悩みの有無については、3分の2以上の保護者が悩みや不安があると回答。その内容は、「子どもの将来や進路に関すること」が最も高く、「子どもの勉学に関すること」「子どもの性格や考え方、人との接し方などに関すること」が続きます。その解決方法については、「配偶者など家族に相談する」が最も高く、友人や知人、自分の親や年配者などの経験者、学校の先生への相談が続きます。しかし、学校とのコミュニケーションが取れていないと感じている人は、学校の先生への相談は低く、「自分だけで解決する」が高い結果でした。

このような調査結果を参考にして、学校関係者、教育行政関係者、保護者の連携により、子どもたちを育む学校、地域、家庭がよりよい環境に改善されるといいですね。


平成25年度 教育に関する保護者の意識調査報告書 | 日本PTA全国協議会



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投稿者 kksblog : 2014年09月09日 18:42


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