●チエル・NEC、レノボら7社が共同で普通教室における児童・生徒に1人1台のICT環境を活用した授業の実証研究を開始 (2014年09月01日)
チエル株式会社、日本電気株式会社が、レノボ・ジャパンなどと協力し、児童・生徒に1人1台のタブレット端末、デジタル教材、電子黒板・プロジェクターなどの「最新のICT環境を効果的に活用する授業事例」を共同で開発しました。
このたび、学校における日常的なICT活用の在り方を検証する実証研究が開始されます。
この実証研究は、富山大学人間発達科学部附属小学校の協力のもとに実施されるもので、チエル、NEC、レノボのほか7社の参画企業が、タブレット端末、タブレット端末管理カート、授業支援ソフトウェアといった「児童・生徒に1人1台のICT環境」の整備を提供することとなります。また、各教科での授業実践の支援や教育現場での効果的な活用のための運用サポートも行います。
富山大学人間発達科学部附属小学校は、先進的な教育に関する研究と優れた授業実践を行うと同時に、公開研究発表会、各種研究会、公開授業などを通じ、全国の公立学校等に研究成果を広く公表しています。今後、最新のICT環境を活用した授業実践に関する研究が重要であることから、このたびの実証研究の実践校として協力することとなりました。
附属小学校の学校研究の主題は「思考の活性化による認識の深まり」であり、その実現のためタブレット端末をはじめとしたICT活用として、このプロセスにおいて、「ICTを活用した授業実践に関する研究」「ICT環境整備に関する研究」「ICT環境習熟に関する研究」「ICT活用の普及に関する研究」の4つの研究テーマに取り組みます。
この実証研究では、附属小学校の学校研究の主題である「思考の活性化による認識の深まり」の実現のために、タブレット端末をはじめとしたICT活用に取り組みます。このプロセスにおいて、持続可能で日常的なICTの活用法、教員のICT活用指導力や学校のICT環境整備状況に応じた段階的なICT活用法を明らかにします。
実証研究の成果としては、研究成果報告書として取りまとめるとともに、ICT活用授業事例集の作成、ICT活用の普及を目的とした校内研修用ハンドブック等の制作を予定しています。
専門分野の企業が行う実証研究、どんな結果が出てくるのか楽しみですね。
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投稿者 kksblog : 2014年09月01日 04:11