●生徒のコメントで授業の活性化を支援する新サービス『ClassLook』 (2014年09月09日)
株式会社ビービーシステムは、九州大学、日本マイクロソフトとの連携により、講義の活性化を支援する新しいサービス『ClassLook』を、10月1日より全国の大学向けに販売します。このサービスは、九州大学藤村研究室の学生とマイクロソフトが連携して取り組んできた、「紙資料の共有と個人メモの記録」を製品化したものです。
講義の受講者全員がタブレット端末を利用して、同じ資料を閲覧しながらリアルタイムにコメントを発信することで、講義の活性化を図ることを目的としています。講義資料はマイクロソフトの教育期間向けクラウドサービスに残すことができるため、セキュアな環境下でのドキュメント管理も実現します。
まず授業前に、先生が講義資料をSharePointにアップするだけで、生徒が利用する端末に自動同期できます。授業中は先生が表示した講義資料を、生徒側の端末で同期することで、同じ資料を見ながら授業が進行できるのです。また、生徒にとってそのスピードが速い、前の資料をもう一度みたい、というときには、同期の方法を「手動同期」にすることで自分のペースで同期できます。
タブレットの資料には、各自ペンツールやスタンプを使って書き込みができます。鉛筆のように消すこともでき、線の太さや色も自由に変えられます。マーカーを使って大事な部分に線を引く、指定した位置にコメントを打ち込むなど、多彩な活用方法があります。
「Yammer」という機能を使えば、生徒同士でリアルタイムにコメントが共有できます。コメントには授業ごとにハッシュタグが自動で生成、埋め込まれるので、その授業に寄せられたコメントのピックアップ、会話履歴を閲覧することが簡単にできます。
授業で使った資料は、ボタン一つで手軽にエクスポートできるので、授業後に家のPCなどで見返すこともできます。さらに資料は授業別に自動分類されるので、資料管理の手間もかかりません。
生徒同士でコメントを出し合うことで、資料を見るだけ、先生の話を聞くだけ、という一方通行のスタイルから、横のつながりが生まれます。生徒たちにとっても、自分たちのコメントで授業が活性化する実感、モチベーションが生まれることが期待できそうです。
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投稿者 kksblog : 2014年09月09日 11:27