●中・高校生の社会参画に係る実践力育成のための調査研究 (2014年08月19日)
文部科学省が、『中・高校生の社会参画に係る実践力育成のための調査研究~未来の主権者育成プログラム~』事業の参加を公募しています。
新学習指導要領においては、総則において、生徒に「生きる力」を育むことを目指し、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開することを掲げるとともに、社会科・公民科や特別活動などを中心として社会参画に関する学習内容の充実を図っています。
調査研究では、中学校・高等学校が、地域の関係者等と連携し、社会科、地理歴史科、公民科、技術・家庭科、家庭科、総合的な学習の時間や特別活動等の授業などを活用して、体験的・実践的な学習を行うためのプログラムを開発し、その成果を普及することにより、中学生・高校生の主権者意識を涵養するとともに、社会の形成に参画し、その発展に寄与する力の育成を図ります。
事業の趣旨に基づき、教育委員会及び教育委員会等が指定する学校において、次のいずれか、または両方の類型の調査研究を実施します。
1つめは、中・高校生の主権者意識の涵養や実社会への参画のための実践力の育成を目標として、地域社会(保護者、地域住民、行政機関、自治会、商工会、商工会議所、地域企業、社会教育団体、NPO団体等)との効果的な連携を図り、生徒が地域の抱える具体的な課題の解決に取り組むことを活動内容とした体験的・実践的な学習の在り方について調査研究を実施します。研究に当たっては、キャリア教育、法教育、租税教育、社会保障教育、金融経済教育、選挙や政治に関する教育、雇用と労働問題に関する教育、防災教育など、社会との接点にかかわる教育との関連を重視します。また、社会科、地理歴史科、公民科、技術・家庭科、家庭科、総合的な学習の時間、特別活動、学校設定教科・科目など関係する教科等の有機的な関連の深化や、教科横断的なカリキュラムの開発につなげることを重視します。期待される成果物は、年間の指導計画及び実践事例です。
2つめは、自立して社会生活を営む上で必要となる知識や実践力を身に付けさせるとともに、社会生活について生活者の視点から主体的に考察させ、公正な判断力を養い、良識ある公民として必要な能力と態度を育てることを目標とした学習の在り方について調査研究を実施します。なお、調査研究で取り扱う内容は、働くことに関すること、結婚や家族に関すること、地域生活や安全に関すること、消費生活に関することなど、指定された11項目のうち複数の内容を選択し、それぞれに示す学習活動例を参考とします。実践力の育成に資するよう、学校外部の専門性を有する人材や地域の大人、大学生などの積極的な活用を図ります。期待される成果物は、実践事例です。
企画提案書の提出期限は8月29日。選定は、審査基準及び公募要領等に基づき、中・高校生の社会参画に係る実践力育成のための調査研究選考委員会において行います。
« 「学校施設老朽化対策先導事業」における4自治体の基本計画書を公表 | トップページへ ロゴスウェア、学習管理システム「Platon」をシングルサインオン(SSO)対応に »
最新記事一覧
- 学研教育出版、11月20日(木)に大阪で学力向上セミナーを開催(2014年11月07日)
- 「Yahoo!あんしんねっと」が、すべてのAndoroidスマートデバイス向けに提供開始
- 動画対応アクセスポイントを開発、15年春から発売開始(2014年11月06日)
- 小学校の外国語活動、高学年の実施時間数は増加、課題は教員の指導力(2014年11月05日)
- 各地域での取組を紹介「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」公表
- 名古屋文化の祭典「やっとかめ文化祭~芸どころ・旅どころ・なごや~」11月24日まで開催中(2014年11月04日)
- 子どもの「貧困ギャップ」は08年から12年にかけて増加~ユニセフ報告書
- 採点の負担解消「手書き採点リンク」Ver.5.0無償アップグレード開始
- 『公立学校施設における津波対策状況調査』を実施~文部科学省
- 「第2回 科学の甲子園ジュニア全国大会」の出場チームが決定しました(2014年10月31日)
- 国内にて過去最大規模のユネスコ会議を開催~文部科学省
- 誰でも使える!スキャナ付き3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0AiO」
- 教職員アンケートに見る学校別「動画教材の利活用実態」~ 8割が『動画教材を教育活用したい!』~導入ネックは「作成時間・コスト」で11%増
- 日本の大学の国際的な競争力向上のために 大学関係者を対象としたセミナー(2014年10月30日)
- 全国の事例を集めた「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」(2014年10月29日)
投稿者 kksblog : 2014年08月19日 22:44